コムクドリその9 巣立ちの頃の緊張感。

2012年7月30日(月曜日)

美術館のノートであるのに、しばしば鳥やトンボが出てきて「生き物観察日記」の趣となってしまう。

 

少し前後しますが、くだんのコムクドリについて、7月22日のノートでヒナは無事に巣立ったようです、と記したままになっていた。

 

実は去る7月13日、巣立ったひなと考えられる個体が撮影された。この度はその前日7月12日の様子を記して見たい。

 

この日は木曜日で午後から仕事が休みだった。オスの様子に緊張が感じられ惹き付けられた。数日前からヒナの啼き声が一段と大きく鋭くなり、巣立ちが予感されていた。

 

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10:26 抱卵、ふ化など、ことある度にウロ周辺に集まるつがい以外の鳥たち。

 

3
13:56 雨降りの中、ウロへと給餌にいそしむオス。

 

4
14:17 餌を運ぶのはオスばかり。メスは?

 

5
14:19 鋭く響く啼き声を上げるオス。メスを呼んでいる印象。

 

6
14:50 ようやく現れたメス。桑の実らしいものを運んだ。

 

およそオスメス交互(実際はオスがやや多く運ぶように思われたが)に餌を運んでいたつがい。ところがこの日の午後はメスの姿がめっきり少なく感じられた。

 

雨降りと疲労でダウンしたのか、もしやヒナの一部が巣立ちしてそちらの給餌に注力しているのか。「ギー!ギー!」、大声で啼くオスの様子に緊迫感があった。

 

拙い観察によると6月27日の給餌開始から16日目である。巣立ちは迫り、それは親子ともに緊張のイベントであろう。

 

次回は、巣立ったばかりのヒナが観察できた7月13日の様子を記してみたい。

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