麗しい人の美田 上は何を見ているのだろう。

2012年9月28日(金曜日)

かって樹下美術館をお手伝いしてくださった方が、米の生産農家をされている。

 

美しい彼女が営む農業、ひとしお麗しく感じられる。

 

頂いた新米稲穂が添えられた新米、昨日20キロも頂いた。
やっと抱えて机に乗せて写真を撮った。

 

彼女彼氏らによってなんとか田は守られ、魂こもった日本の美的景観が保たれている。

 

ところがその国家の肝要と魂を、TPPなどと言って殺伐の相場へ引きづり出そうとする。

 

ふと見れば国道、県道、市道、その歩道も処々に草がボーボー。

 

バスを食う葛
これが「活性化、もてなし」。道ばたのバスまで食いつく葛(くず)。
 

葛、蔦は若木や在来種の緑という緑に覆いかぶさり、際限なく侵食し続ける。

風情なきセイタカアワダチソウとクサギの異形が環境のすさびを促す。

 

緑やつれ足許は草ボーボー。何が「美しい国」、何が「活性化」、何が「もてなし」。

日本の上は何処を見て何を言っているのだろう?恥ずかしいことだ。

 

麗しい人の話が最後は愚痴になった。この国は何事につけ、あまりに民と上が離れているからにちがいない。

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