コハクチョウの大きな群 タカが舞い野犬がやってくる 再びシジュウカラガン。

2025年3月7日(金曜日)

降ったり止んだりを繰り返した一帯の雪は止み積雪も僅かとなりつつある。本日は寒かったが日足は春に向かっていることだろう。

記載が遅くなりましたが、去る3月1日土曜日午後、鳥たちを見に出かけた。柿崎、吉川の区が跨がるような場所でコハクチョウの大きな群を見た。200メートルほど帯状に集まり、一部にガンが混っていた。群はこれまで見てきたなかでも最大クラスの大きさだった。

しばらくすると左側の一群が急に飛び立った。普段白鳥は人や車が近くを通っても飛び立たず、せいぜい後ずさりをする程度なのに。

食餌や休息をしていた鳥たち。

突然群の一部が飛ぶ。

残った群は一斉に首を伸ばし緊張が伝わった。

野犬と思われる大きな犬が
脇の畦を歩いてくる。
見事に揃った白鳥の反応。

犬は群のすぐ近くを歩いたが殆どの白鳥は飛び立たず、一斉に首を伸ばし左を向き犬が通り過ぎるのを待った。彼らには横から後ろの一部が見えているはずで、敢えて犬と視線を合わさず横目で見るのが警戒姿勢のようだった。

犬は襲わず白鳥は動かず、犬の通過から1,2分して全てが元に戻った。
万一犬が襲った場合、見かけによらず攻撃力があるという白鳥は一斉に反撃したかも知れない。

犬が来る前にはタカが上空で舞い。

電柱に止まると、
群に鋭い視線を向けていた。

水田に広がり優雅に過ごしているかに思われる白鳥も空と地上からの危険にさらされていることが垣間見られた。

ハクガンはまだ滞在しているかを確かめるのが探鳥の目的だったが、ここでは見当たらず頸城区へと向かった。

頸城の何カ所かでコハクチョウの群を見た。その中の一つにシジュウカラガンが混じっていた。

2月28日の群と同じかも知れない。
やはりさほど人を恐れない印象。

白鳥対し白黒のコントラストが
魅力的。

コハクチョウの口元。

コハクチョウの口元を追ってみた。この時期ぬかるんだ田で稲株の下に首を突っ込み根を食べるのをよく見る。しかし本日はそうせず、雪面や古株をクチバシですくい、落ち穂や二番穂の米を探している風に見えた。餌はそれで十分なのだろうか。

明日からの週末、再度コハクチョウやガンを見てみたい。週が明けると気温が上昇するらしく、今年最後の探鳥機会になるかもしれない。

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