脅しの如く大雪と言われながら 夜は「ハウルの動く城」をちゃんと観た。

2025年1月10日(金曜日)

降るぞ降るぞ、平地も降るぞとテレビの予報が言い続けた。東京の用事へ行った妻は何日も前から列車はどうなる、ほくほく線ににようか北陸新幹線にしようか迷い続けた。結局予定していたほくほく線が運休と聞き、新幹線に変更し遠い上越妙高駅へ向かった。

警報級とも言われ繰り返し予報された寒波は結局さほどのものではなく、当地で10センチ前後、山間でも数十㎝の積雪だったのではないか。警戒を促すのは良いが、この度は大雪、大雪、大雪とまるで脅しの如く言われ、ある意味混乱を招いたことはなかったのだろうか。

今夕の上越市大潟区四ツ屋浜の通り。

夜9時から「ハウルの城」の放映があるというので観た。ジブリは「千と千尋の神隠し」くらいで、以後観たこと無かった。普段時間が無いことをいいことにあまり映画を観ない。しかし今夜くらい観ようと夜9時からテレビの前に座った。CMも入れて11:30まであり、思ったより長い放映だった。


倍賞千恵子さんのエンディングの歌。

見聞するだけだったこのアニメは人の行為と世界を魔法と魔界という舞台に置き換えながら戦争に焦点を当てていた。自動車などから時代は第一次世界大戦のころ、まだ世界が植民地と覇権に血眼になっていたころと考えられた。
その世界で良心の若者ハウルが過酷な魔法をもってしてもボロボロになるほど戦争というものを終わらせるのは困難だが不可能ではないと訴えていた。当然のことだがそのための鍵は愛と哲学ではないかと映った。

さらに“愛は若者から哲学は老人から”も暗示されていたのでは。
今まだ戦争は絶えず、勇ましい人が多いこの世で平和を訴え続けるのは本当に根気のいる仕事だが決して徒労などではない。必死であってもそれに挑戦を続ける大切なアイコンの一つ、スタジオ・ジブリには長く頑張ってもらいたい。

ソフィーの声が倍賞千恵子さんだったのをエンドロールで知った。彼女の声は本当にいいですね、どの歌も好きです。

私は哲学というものを上手く説明出来ませんが、感情的にならず世界を広げ自らを省み、心静かに他者をも慮る態度のようなものではないか、と今のところ考えています。

2025年1月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  

▲ このページのTOPへ