2025年1月16日

晴天だった日の夕刻、ハクガンは雪降るようにねぐらへと入った。

2025年1月16日(木曜日)

本日木曜、定期の休診日。午前の雨は昼過ぎに上がり次第に晴れた。

晴れ間の米山。
過日の「日本百低山」がこの山だった。

鳥たちを探したが出たのが遅くさほどの成果はなかった。

田んぼと電線を往き来する雀。
厳冬の合間に一息つく風だった。

ミコアイサ。
パンダカラーでよく目立つ。

所用の時間まで田へと車を走らせハクガンを探した。しかるに目星を付けたいずれの場所にも姿は無かった。晴天の日は思った以上遠くへ出かけているのかもしれない。時間もなく探すのは無理と判断した。

用事を済ますと夕暮れ迫る時間になっていた。ねぐら入りする朝日池なら出会えだろうと向かってみた。

17時近く辺りに鳴き声がを響かせて
雁の大群が帰ってきた。

降りて来た群にハクガンの一団。
やや遠くのワンド入り口に着水した。

5分ほどしてさらに別の群が帰還した。

キュルリ、キュルキュルと聞こえる鳴き声。

雁の鳴き声は一種金属的な響きがある。一日を無事に終えた歓喜の鳴き声が空いっぱいに響き渡った。

見上げる空では黒い影としてマガンやヒシクイと同じく黒っぽ映るハクガン。しかし一旦湖面に下りてくると夕闇の中で白く浮かび上がった。


スノーギース(雪雁)と言われる如く着水までの短い時間、彼らは暗闇の中であたかも雪のごとく白く姿を変え舞うように下りてきた。

日中何処にいるのか皆目見当が付かなかったガンの群。注目しているハクガンは思った以上に数を増やしているようだ。今夕見た限りではすでに数百羽という規模になっているのでは。
今後どんな場所でどれほどの群と出会えるか楽しみだ。現在水田に殆ど雪は無く鳥たちには過ごしやすく経過しているが、この先もそこそこでお願いしたい。

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