週末は「オオウバユリ祭」 蜘蛛ケ池のオニユリ 四ツ屋浜で自撮り 長峰のカカシ。 

2024年7月28日(日曜日)

昨日27日午前、再びA氏が二貫寺の森のオオウバユリの写真を送って下さった。10数個の花をつけた豪華な写真だった。

 場所はもう1枚から二貫寺の森の
「ともだちハウス」広場のようだ。

同じ日の午後、A氏の写真にせかされるように二貫寺の森へ。すると前回11日の初回より沢山の株が目に付く。県道から入るや駐車場までの間に何株も開花している。

これはツル草に絡まれ喘いでいる。

道ばたのクズもそうだが、ツル性の植物は陽当たりの良い場所で威力を発揮する。そのため道路際の草木は、松の苗さえ絡まれて消えてしまうことが容易に起こる。道路が多いのは良いのだが代わりに苦しむ草木を見るのは辛い。

早くもハグロトンボの出迎え。

駐車場の周囲にも何本か映えていて、入り口から11本を数えてともだちハウスへ向かう。

途中次々に現れるオオウバユリ。
前回よりずっと数が多い。

ともだちハウスの広場に出た。

広場で。
一番目のA氏の写真はこれか。

近くに4,5本集まっている。

同じ陽当たりでも広場の花は良く育ち背が高く沢山花を付けている。下草から突き出ているので余計に目立ち、特に上掲の花は豪華で根元に近い茎は驚くほど太い。

ちなみに握ってみた。

握るとまるで木のようで、これが「ゆり」だとは!すぐ上に草履のように大きな葉がほぼ同じ高さでぐるりと茎を取り巻いている。

ともだちハウスの方向にも
立派な花が。

二貫寺の森のオオウバユリはその数において想像以上で本日の目的は十分に果たしたとして引き返した。
以下は駐車場までの帰路です。

林中にはまだ蕾のものも。

森の奥に目をやると向こうに沢山花が見えたので入ってみた。

群生するオオウバユリ。

林間のものはさらに葉を大きく広げているが、花数は少なく貧弱に見える。陽が当たらないせいであろう。その近くにも群れ咲く場所があり、この森にはどれだけのオオウバユリがあるのだろう。

二貫寺の森を辞して美術館にもどるとなんとA氏がカフェに。話は当然オオウバユリで盛り上がる。ブログに書くとA氏が反応され二貫寺の森へ行き私に状況を知らせてくださり、私も心奮わせて出かけた。
驚いたことに氏は黒姫の童話館の途中で撮りましたと、素晴らしい花が複数並んだ写真を見せてくれた。国道のすぐ脇、路傍である。こちらではジメジメ「し場所で見るものが、高原では国道際にも生えるのか。本当に驚き、まだまだこの花には驚くことがありそうだ。

さてこの日雲が盛んで夕刻には美しい夕空になった。四ツ屋浜で記念に自分を入れて撮った。2021年心筋梗塞から回復したあと同じように四ツ屋浜で自分を撮った。この度は白内障手術の終了記念にした。

ここまでは昨日27日の分、以下は本日28日日曜日の種々(くさぐさ)です。

午前は溜まっている医療や福祉の書類を書き午後から周辺へ出かけた。大潟区は潟湖が多い。ジメジメした場所の一つ蜘蛛ケ池を思いだし、ウバユリが観られないか出かけた。池に近づける場所には無かったので、周囲の雑木林の小さな流れを探してみた。

草刈りが行われたばかりの流れ。

刈られたオオウバユリが淵にあった。

辺りに目を凝らすと遠くに2本の花。

潟が多い大潟区では、私が知らなかっただけで昔からオオウバユリが案外多く咲いていたことが考えられる。開花直前に急に伸び、咲くとすぐ枯れるなどから目立たなかっただけかもしれない。

蜘蛛ケ池の帰路、同集落手前でオニユリが沢山咲いているのを見た。

セイタカアワダチソウの中で
咲いている。

その後吉川区長峰の田で見たカカシが面白かった。

スズメはともかく私達には
十分楽しいカカシでした。
ビニー製のようです。

最後ですが、週末は「ウバユリまつり」と言うべきものでした。花を間近でみたのは初めてで、色々変わった花だと思いました。
流れなど湿気の多い場所を好むこと、スカシユリ風の切れ長で波打つ形状、ほぼ同じ高さで360度茎を囲んで展開する広い葉、開花直前に一気に延びる茎、日光の条件に合わせしぶとく生きるらしいこと、あっという間に枯れるなど独自の性質をもっていることが垣間見られました。

みすぼらしいものから威厳に満ちたものまでバリエーションに富み、それは長い間の巧みな生存戦略によるものではないかと考えられ、この花の古さを想像しました。

二貫寺の森で匂いを嗅いでみますと、ほんのかすかですがやはり百合の匂いがしました。

長くなりました。

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