悪天候の日 心に残った県水産海洋研究所所員のコメント。

2023年11月17日(金曜日)

しばしばザーザー降りビュービュー吹いた悪天候の金曜日。如何にも虹が掛かりそうな空だった。
虹と言えば過日14日の柿崎自動車学校における高齢者運転免許の更新講習がある。
座学の後、教習所のコースを回る実車講習の時、ある角を曲がると正面にまことに鮮やかな虹が出ていた。
写しても良いですかと聞いてみたい衝動を当然ながらこらえて終わったが、その時虹は消えていた。

これから先の悪天候ではよく虹を見る。本日在宅回りは3件あり、幸い猛烈な雨は止み雲間から陽が射したもののやはり虹は掛からなかった。
以下はその折の写真です。

あちこちの雲はみな悪相。

虹が見られなかった東の空。

さて過日のこと新潟県のニュースでサケの遡上が極端に少ない事が報じられていた。数えるほどしか獲れていないことが現場の映像を交えて知らされた。食用と採卵孵化の事業は大打撃を受けているようだ。

現在海水の高温化が原因してサケが沿岸に近づけず、そのため遡上も極端に少ないと新潟県水産海洋研究所員が話していた。

その人が最後に述べた次の短い一言が心に残った。
「私達も困っているが魚も困っていることでしょう」と言ったのだ。

このような問題では人間が被る影響のみクローズアップされる。しかしこの方は「魚も困っている」と付け加えた。

サケには異常に高い海水温はゾッとするほど嫌な事であろう。何より遡上産卵が出来なければ種の死活問題である。
ニュースは暗かったが魚の事情にも配慮された所員の心遣いが心に残った。

この数年谷根川(たんねがわ)の遡上を楽しみにしている。
今後本格的な寒気や潮流の変化で遅れている遡上が始まれば良いのだが。

 

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