2023年4月
菊を描いた日曜日 ながら音楽。
本日日曜日、描き始めた菊の絵を出して手を加えた。昨日のゴルフの疲れが取れない午前、学生時代に流行った懐かしい「テキーラ」を聴き目を醒ましながら始めた。
夕刻の「菊」。
色々手を加えなければならない。
皆さんならどこを直したいですか。
ある時期から私の音楽は何かしながら聴く「ながら音楽」が殆どで、今なら絵を描くときがその時間になります。音楽には本当に申しわけし分けないのですが、じっくり聴くだけの時間というのはまず無いのです。
「テキーラ」
昔ラジオから流れていたのは多分これ。
夜はブログを書きながら「Misty」
歌手のニキ・パロットがベースで、
ピアニストとドラマーをまじえて演奏。
そんな訳で大抵は圧倒的ではなく、楽しいか懐かしいか、あるいは癒やされるかの音楽を聴いている次第です。
新緑と山とゴルフ よく訊かれる庭の花 一生懸命のエビネ。
本日妙高サンシャインGCで23人のゴルフコンペに参加した。上から2番目の年長ゆえ最も前から打たせてもらい、ドラコンとニアピンの賞をもらった。お天気と良い仲間に恵まれ、タンポポ咲くコースを無事回り貴重な一日だった。
6位賞というものがありそれも頂いた。
美術館に戻ると洋食器展が好評のようで忙しかったと聞いた。
以下今夕の庭からよく名を訊かれる花を二つ。
少なくとも4,5カ所で咲いている八重咲きイチリンソウ。
丁字桜(チョウジザクラ)。
風が無い時ほんのり良い香りがします。
次ぎは何カ所かのエビネです。
以下は過日摘んだクリスマスローズ。
2月下旬から次々咲き続けたクリスマスローズ。例年より早く何回かに分けて切りました。今夕この水鉢で雀が水浴びをしていました。
ご来館いただいた皆さま、本日はまことに有り難うございました。
忙しくも美味しかった木曜日。
本日全休にしている木曜日。
午前に絵筆を執って菊の絵を描いた。いずれも昨秋美術館の庭に咲いたものをスケッチし、本日初めて色づけした。思ったよりもはかどり7月の作品展に間に合いそうな感触があった。
A4キャンバスの菊と信楽(しがらき)の壺。
何とか仕上がりそうな予感。
午後から上越市は新潟トヨペットへ車の一年点検に行った。担当のI氏はお母様ともども拙ブログを観ているそうで有り難いことだった。
点検終了後美術館に戻り東京からの客人と柏崎の木村茶道美術館へ。
美術館は軒下も麗しい風情。
大勢の方が広大な庭の
手入れをされていた。
本日最後のお点前に三人で座った。見事にこなれたお道具組はさすがというほかなく、日和のよさといい幸福な席だった。当日に轢かれた茶をはじめ爛漫な春に早くも涼しいお菓子、為になったお話など名残惜しいお茶だった。
わけてもご一緒した客人が服した近藤悠三の染め付け茶碗の松が素晴らしく、最後に拝見に出された志野の菓子器の長閑さは何とも言えず良い味わいで印象に残った。
夕刻は髙田仲町「樹翠(きすい)」で食事した。次々出る旬の料理は絶品続き、ほど良いボリュームを心ゆくまで堪能した。
以下食卓写真です。
佐久の鯉と菜の花の吸い物。鯉がこんなに上品になるとは。汁も絶妙だった。
糸魚川の猪肉のすき焼き。ゴボウのほか数種の山菜が添えられている。うっとりしながら猪をたべた。
三河うなぎの白焼きは甘酢味の風味。クレソンと芹があしらわれていた。
フキ味噌のアイスクリームと
越後姫のデザート。
スプーンの懐かしい形状。
豊かな旬に甘み、酸味、辛み、ほろ苦さの妙。煮物、焚き物、あい物の繊細な味加減。切れ味良い包丁の裁き加減etc。料理は自然の旬を食み楽しみ滋養とする五感芸術にほかならなかった。
年とると何かと不自由を否めないが、本日柏崎のお茶と髙田の食事に生きていることの有り難みを実感した。
文房具と初めての百均。
先週末使用しているプリンターの青が出なくなっていることが分かり、自分ではどうしようもないため購入店に持ち込んだ。
修理部で色々やって頂いている間、店員さんに“近くにペン立てと小さめのスケッチブックなどがある店はないか“と訊いてみた。するとお隣の本屋さんんにあるかもしれません、という返事。
なるほどお隣にはノートや筆記用具が沢山あったが、スケッチブックのサイズで欲しいものがなかった。すると店員さんがお隣の百均さんに行ってみては、と紹介してもらった。
ダイソーと言う店だったが、スケッチブックは色々あり、お陰様で初めて百均という店を見ることが出来た。
今まで文房具なら大型のスーパーを使っていたが、百均の店のきれいさ、品物の多さ、探しやすさにびっくりした。
昨日カフェのお客様に話すと、「えーっ、百均はじめてですかー」と言われた。
かって往診先で珍しい物や気が利いていると思う品を見た時、どこで買いましたと訊くことがあった。
「うちは何でも百均なんです」と笑って答えられるこがあった。この先私も用事があったらまず行ってみよう、と思った。
コロナが始まって3年間、カフェでお客様に自由に書いてもらっていたノートをみな引っ込めていた。書かれていた感想やメモ及びイラストを見るのはとても楽しみだった。
今年から再びノートを置きましたので、今までのように色々お書き(お描き)頂ければ有り難い、と思っています。
明日時間があればもう一回百均へ行き少し買い足したいと思っているところです。
スケッチブックと鉛筆立て
車のゴミ入れも買いました。
※若干の追加です:プリンターは店では直らず結局メーカー送りになりました。
洋食器展が始まって 展示の一部からその2.
本日は昨日に続いて洋食器展のご案内です。
昨日は当館で最も古いカップ&ソーサー及びシノワズリ(中国趣味)とジャポニズム(日本趣味)の食器、一部アールデコを紹介しました。
本日はワイルマン→フォーリー→シェリーへと受け継がれた英国のある窯の食器からです。
私がこの窯の器に惹かれたのはその薄さと時代による好みの移り変わりの妙でした。特にワイルマンの薄さと軽さは際立っていて強く握ると壊れそうな感触がありました。デザインの繊細さにも目を奪われ観ているだけで楽しくなる器だと思いました。
右のピンクと奥左の黄色がワイルマン。
中央と左端がシェリーのリージェントタイプ。
シェリーに引き継がれるとアールデコの流行期と重なり、リージェントタイプには丸いハンドルとシャープなフォルムが見られます。
以下はシェリーのクイーンアンタイプです。
シャープさと丸みのバランスが人気。やはり薄く軽い器です。庭、樹木、花、幾何学模様など様々なモチーフがあり、楽しくお茶が飲めます。上掲のリージェントタイプとクイーンアンは現在もカフェで使用しています。
右のシェリーの2器は円と角が強調されアールデコの骨頂のような器です。左の銀器(ティーポット、シュガートレイ、ミルクジャー)にもアールデコ調が見て取れます。
精緻な文様とたっぷりとした大きな器のブレックファーストトリオ(1890年)になります。英国のミントン社製ですが、購入先の資料にはデンマークブレックファーストセットとありました。もう1揃いありましたが孫の進学祝いに献上しました。
以下はデンマークの名窯ロイヤルコペンハーゲンです。
金をたっぷり用い、手描きの花があしらわれた上品でやや小ぶりなヘンリエッタシリーズ。19世紀半ばから20世紀半ばまで長く人気を維持しました。
金と言えば以下ロイヤルウースター(英国)のペインテッドフルーツシリーズはその最たるものではないでしょうか。
ふんだんに金を使い洋梨、桃、スモモ、ブドウ、ベリー類などが手描きされました(1920年頃)。それぞれのペインターのサインが見られます。右手前の器以外はデミタスです。
上掲しましたが洋食器で見逃せないものにデミタスサイズがあります。小さくて気が効いていて愛すべき器ではないでしょうか。
デミタスサイズのカップ&ソーサー。英国のミントン、パラゴン、コールポート、ジョージジョンズ、ロイヤルドルトン、ロイヤルクラウンダービー、クラウンデヴォン、ロイヤルウースター。フランスのリモージュ、日本のノリタケが並んでいます。1800年代後半から1930年ころまでの器です。コーヒーは濃厚で高価だったため小さな器もまた好まれたようです。
右6客は1960年頃のリモージュ(フランス)、左の3客は1930年頃のコールポート(英国)、シノワズリのデミタスです。底に高台の無い筒型(缶型)のデミはすっきり見えて気に入っています。50年、100年以上前の人がほっと一息ついたカップでお茶を飲む。豊かな時間ではないでしょうか。
以下の明るい器はメルバ社(英国)のドリーバーデンシリーズ(1948年頃)。カフェで使用しています。
黄色のマフラーをなびかせた女性ドリー・バーデンはチャールズ・ディケンズの小説「バーナビー・ラッジ」のキャラクターということです。
最後はウエッジウッドで愛されたオズボーンシリーズのティーセットです。
控えめながら引き締まり、真っ白で上品なシリーズ。昭和が終わる頃東京の代理店で求めました。
洋食器は私などより遙かに詳しく広く網羅される愛好者さんが沢山いる世界です。展示は十分とはとても言えませんが、ご一瞥頂ければ有り難く思います。
明日から洋食器展 展示の一部から。
2007年6月に開館した樹下美術館。上越市ゆかりの陶芸家齋藤三郎と画家倉石隆両氏の作品を常設展示してきました。この間塩﨑貞夫さんや掘川紀夫さんの企画展、さらに昨年の「齋藤三郎ゆかりの人々展」および「ゆかり上越主体美術協会の人々展」などを開催することが出来、とても有意義でした。
そして今年第1回の企画展「洋食器展」が明日から始まります。本日はみなで展示の準備を行いました。
以下に仕度を終えたケース上の器の一部をご紹介します。
展示で最も古い器(入ってすぐのケース)。
奥1800年頃のベルリンKPM(独)
手前1830年頃のコールポート(英)
カフェでお出ししているカップ&ソーサ。
ロイヤルドルトン1930年代(英)
アールデコ風デザインの典型です。
カフェで好評のオールドノリタケ(日本)。
1910年代英国へ輸出したセット。
ハンドル(つまみ)が可愛い花です。
シノワズリ(中国趣味)の器。
手前1930年頃のミントン(英)
奥1900年代前半のローゼンタール(独)
ジャポニズム(日本趣味)の器。
梅、竹、菊などのモチーフ(いずれも英国)。
個人的に1910年~1930年代にかけて流行したアールデコ風デザインが好きなものですから、そのような時代のものがやや多めになりました。
アールデコはカーブと直線、あるいはシンメトリーが効いて、どこか懐かしさもあります。父母若かりし時代に相当し、どこかでDNAが作用しているのかもしれません。
明日は洋食器展その2を記載させてください。
ところで夜間、美術館に用があって出ると濃い霧がかかっていました。
シル・オースチンのテナーサックス
「白い夜霧のブルース」
こんな曲を知っている人も少なくなった。
誇らしい花々 長野県の人たち。
温かな冬は時折巡ってくるが、今冬の雪の少なさと温かさは特別だった。花々は早く訪れ一段と盛大に咲いている。
大潟区潟町の仕事場の椿。今年の花数は特に多く見える。私の幼少から既にあった椿で、すぐ下のヤマブキとともに目を惹く。本日訪ねた方が見て驚かれていた。
午後からはホームセンターへ行き。トレーシングペーパーほかアヤメやラベンダーおよび園芸用土と肥料を購入した。広い園芸館で花などを選ぶ大勢の人を見ると幸せな気持になる。
庭の花にカメラを向ける長野県から来られた女性三人組とお会いした。
挨拶すると庭を褒めて頂き、新潟県は良いと長野の人らしいお言葉。“いえ、長野は空気が澄み自然が美しい”と言うと“山ばかり”と謙遜される。それではと“長野の人は頭が良く勉強熱心”と話すと、“新潟の人は親切”と返された。
こんな風に他県や県内の遠方の方たちと話をするのはとても楽しい。
美術館の前の道路に咲いていたノスミレ。繁殖力の強いスミレとはいえこんな場所をものともせず、誇らしげに咲くとは。
終日の曇り空。アヤメとネットで購入した松本センノウなどを植えて撒水し、今日も暗くなるまで庭にいた。
来週4月20日木曜日から初めての試み「洋食器展」が始まる。
住めば都のカフェインレス 鯛かぶら。
2021年夏の心筋梗塞以来、心臓保護の薬を服用していてほかにお茶ではカフェインレスを勧められている。紅茶はまあまあだったが、コーヒーは飲み応えが薄く味気なく感じていた。
それが飲みつけるうちに次第に美味しくなった。昼食を抜いているため午後から空腹を覚えるが、軽いお菓子とコーヒーを待ち遠しく思うようになった。
カフェインレスのことをデカフェと言うらしいことを過日スタッフから聞いた。
住めば都では無いが、やむを得ず始めたことでも慣れると良きこととして心身が受け入れるようになる。健康に関する習慣であれば、減塩や食事減量も同じ事が期待できる。
鯛には申し分けないが、美味しい身を隅々箸で突っつきあるいはしゃぶる。時間を掛けて食べる鯛はとても美味しい。
清々しい日 洋食器展の準備 花を植える。
2月から木曜日の医業を全休として3ヶ月目になった。踏み切るに当たって約二ヶ月半ほど前から皆さまにお知らせメモをお渡しして踏み切った。当初は知らずに来ましたという人が見えたが、ようやく認知されたような雰囲気になった。
休み前後の日は少し忙しく感じられるけれども、皆さまのお陰で週の中ばに休める事は“本当に本当に”有り難く感じる。
本日は午前11時頃から昼食を摂らずに絵を描き、2時頃から美術館へ顔を出した。
よく晴れやや寒い外気は気持ち良かった。
駐車場で自転車に乗ろうとされる女性と出会った。群馬県からご夫婦で釣りに来られ、夫は海、私は自転車で周辺を走るのが決まりのようになっている、と仰った。
普段絵を描き、人物デッサンもよくする。およそ形にばかりとらわれるが、本日観た倉石隆のデッサンの内面と表情の豊かさは非常にためになったと仰った。
群馬の人というだけで貴重、そのうえ倉石隆の感想は嬉しかった。また齋藤三郎の花の絵付けも独特で良かったと話され、張り合いを感じた。
黒井の火力発電所周辺の海岸は群馬、長野の車でいつもいっぱいだと聞いている。ご主人の釣果は如何だったでしょうか。どうかまたお寄りください。
ヤマザクラが開花するや木々は一斉に新緑へと進む。新緑は多彩で麗しい。
夕刻までスタッフと次回「洋食器展」の仕度をした。
ロイヤルウースターやミントンなどの主にデミタスサイズ。
仕度するスタッフは楽しい!と喜んだ。陶芸の展示ケースに入りきれないかもしれない。
閉館後のいっとき取り寄せていたホトトギスとノアヤメを植えた。アヤメは長年モグラ被害に遭い寂しい景色になっていたので、電池式のモグラ忌避機を埋めた。果たしてどうなるのだろう。
日ぐれて赤いイカリソウを見つけた。
東北大震災後茨城県から運ばれたショウジョウバカマに混じっていたイカリソウが増え、赤花が一輪咲いていた。
従来から庭の片隅にひっそりと白いイカリソウが一輪咲く。赤が欲しいと思っていた矢先の幸運。スコップと指で根を外し10芽ほど取り出した。
暗くなったため地面に根を埋めたっぷり水を遣った。陽当たりを好むので良い場所に植えてやりたい。
今更と思ひて植えし花苗に水遣り終えれば夕の清しき。
庭仕事終えて一先ず鼻をかむ
樹下美術館のヤマザクラ 懐かしい「セレソローサ」。
ソメイヨシノが終わると間もなく辺りでヤマザクラが満開になる。昔から大潟ー柿崎間の松林と雑木林に点々とヤマザクラが咲く。
樹下美術館はその西外れに当たり建設同時から6,7本のヤマザクラがあり満開を迎えている。かって潟町の自宅にも幼少から薄緑色や桃色のヤマザクラが咲き、ソメイヨシノよりもずっと親しんだ。
以下本日夕刻雨が上がった美術館の花です。あちこちに濃いの薄いのと咲いています。
その昔、近所には三つ年上の生徒さんが何人もいて、中学校に入ると多くが吹奏学部に入った。以前は今よりも学年を越える交流があったため、トランペット、ピッコロ、チューバ、ピアノなどが身近な話題としてあり、私の家でトルコ行進曲を弾く人もいた。
春休みになり、温かい日はよく松林か海へ行った。何が目的というわけではないが兎に角心弾ませて行くのである。
ある春、三学年上のMさんが卒業し就職のため上京することになった。みんなで松林へ行くと、Mさんはトランペットを取りだし高らかに「セレソローサ」を吹いた。
それぞれ進学や就職そして進級を控え、私は高一になる春休みだった。希望と惜別の「セレソローサ」は春の松林いっぱいに響いた。
セレソローサは少し前にシャンソンとして登場、1953年にペレスプラード楽団が「セレソローサ」として発表。長期に亘ってアメリカのヒットチャートの一位を維持し日本でも大流行した。原題は「Cherry Pink and Apple Blossom White(ピンクの桜と白いリンゴの花)」。
腰をくねらせながら一歩出ては一歩下がり、時に回る。簡単なマンボステップは長く全国を席巻し、1962年大学に進学した私は皆と一緒に自由が丘のダンス教室へ通いルンバ、ワルツ、フォックストロットなどを習った。
週末の種々(くさぐさ)。
4月二回目の週末は雨降りから晴れへと変わった。雨はしっかり降ったため乾いていた庭には恵みだった。時折強い風が吹いたので周辺で頑張っていた桜はみな散り、残った蘂(しべ)で木々は赤飯のような色になっている。
樹下美術館のソメイヨシノも落花、一昨日などあたり一面の花びらだった。それが昨日からの風に吹かれ大方どこかへ飛んで行ってしまった。
南は積み石、北は美術館のコンクリート基礎に挟まれ、行き場に詰まって肥大する根。キーホルダーを置いてみたが、17年目で小苗がこんなになるとは思ってもみなかった。
このままでは遠からず石垣を壊すであろう。対策を調べてみると石垣を遠くに逃がし、盛り土したうえ表土を固めるか、最悪伐採も考えなければならないようだ。いずれにしても庭師さんに来て見てもらうことになった。
お客さんに頂いた「Number」最新号。大谷選手が良く撮れているWBC永久保存版。カフェのラックに置きます。
以下は週末の食卓です。
TVのレシピによる春キャベツのコールスロー。ゴマが良い味を出していた。
今夕美術館を閉めてから二時間ばかり庭仕事をした。たまたま良い場所が空いていたので掘り返し、作った用土を入れ、ネットで取り寄せたタカサゴユリ8芽、ヒメサユリを3芽植えた。
終わって撒水すると辺りは真っ暗。傷んだ所を手入れしている芝生とともに先が楽しみ。膝や腰が痛むが庭をいじるのは本当に良い時間だ。
父のバイオリンケースと1枚の譜面 「あさね」の歌。
3月に続き今月も良い天気に恵まれている。雨が少ないので芝生や湿り気を欲しがるクリスマスローズに水やりが欠かせない。
陽気で言えば春眠暁を覚えずの候となり、特に休日は目覚ましのメロディー「母が教え給ひし歌」が良く、しばしば寝過ごす。
かって中高時代、押し入れに古びたバイオリンケースがあり、おんぼろな弓と弦が足りない楽器が入っていた。父の学生時代のものと聞く楽器を出しては時折キーキー鳴らしてみた。
いつしか処分されてしまったケースには歌詞付きの譜面が1枚入っていた。歌詞から朝寝坊を歌った曲のようで、ピアノで旋律を弾いてみると面白い曲だと思った。
後年、題名、歌詞ともがウロ覚えになってしまった歌を何度か検索したが見つからなかった。ところが数日前、歌詞の冒頭を頼りにサイト検索すると「あさね」という歌がヒットし、YouTubeに一つだけ出ていた。
「とろろん とろろん」の出だしと懐かしいメロディーは、まさにバイオリンケースにあった譜面の歌だった。
「あさね」
松原至大作詞・弘田龍太郎作曲
とろろん とろろん 鳥がなく
ねんねの森から 目がさめた
さめるにゃ さめたが まだねむい
とろろん とろろん 鳥がなく
とりのなく声きくほどに
私の お目めが まだねむい
舌をきられた 雀(すずめ)なら
ちゅうっちゅ ちゅうっちゅとなくけれど
とろろん 小鳥はなんの鳥
ごはんはたべたし まだねむし
学校(がっこにゃ 行(ゆ)きたし まだねむし
とろろん 小鳥がないている
ちなみに作曲の弘田龍太郎は「鯉のぼり」「浜千鳥」「叱られて」「雀の学校」「春よ来い」「靴が鳴る」など馴染みの歌の作曲者だった。
歌詞の“学校”は大学あるいは会社や仕事でも良いと感じられ、大人の歌としても面白いと思った。
以前書いたとおり、12人(生まれたのは13人)の子がいる医家の家計は苦しく、大学に進学したのは父一人だった。それも私学(慶応)なら苦学は免れない。
寒い夜は新聞紙を布団に入れ込んで寝たという貧乏学生のオンボロバイオリン。ケースにあった譜面が「あさね」でほっとする。
お陰様で父の享年を三つ上回り、何とか仕事も続けている。
日頃の仕事場で皆さまに「長生きや良い事は親のお陰」と分かったような事を言っている。今夜は「あさね」の歌を脳裡に浮かべ父に感謝しながら眠ろうと思う。
明日鳴るスマホの目ざめましメロディーが「母が教え給ひし歌」とは。
ソメイヨシノの爆発的な成長。
美術館裏手のソメイヨシノが満開になっている。毎年樹の成長ぶりには驚かされる。
以下本日の花とかっての写真を比べてご覧下さい。
本日のソメイヨシノ。敷地にヤマザクラは7,8本あるが、ソメイヨシノは2007年の開館時に植えたこの1本だけ。ある時期からぐんぐん伸びた。
以下若かりしころの同じ木(苗)。
2009年6月、開館3年目の木(右の輪の中)。
本日、上掲写真とほぼ同じ方向の桜。15年でこんなになり、デッキの雰囲気も変わった。
2010年4月の木。だれにも見向かれずひっそり花を咲かせ散っていた。
何とか人目を惹くようになったのは5,6年前から。
今やこの樹の何本もある根が地上に盛り上がり、そばの石垣を崩すのではないかと心配している。青年期へと成長しつつあるような印象を受けるが、いつまでも若く溌剌としていてもらいたい。
美術館の近く、新堀川の桜。
樹下美術館の近く、東へ歩いて10分足らず、車ですぐそこに新堀川があり、両岸の桜が見頃を迎えている。
常連のお客さんで毎年観て帰られる方がいらっしゃる。今年は「髙田へ行ったが道が混んでいて引き返した」と仰る方が当館でお茶されと聞いた。
髙田がいっぱいで引き返される方は新堀川へ行ってみてはいかがでしょうか。人が少ない分花はきれいでのんびり出来ます。
以下本日の新堀川です。
桜の木肌が銀色に輝くのをよくみる。ソメイヨシノではないようだ。以前仙台で観たのもソメイヨシノと違い、丈夫そうな大木だった。
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- 先週末の種々。
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