寒波の鳥たち。

2023年1月27日(金曜日)

過日の外来で同級生のA君が、今年の冬は雁も白鳥も雀もヒヨドリまで少ないと言った。またく私も同感だった。

今冬2回目の寒波の最中の本日、午後車を走らせて田んぼへ行った。雪が降ると何故か鳥が集まるように感じている場所があり、もしやと思って行った。

すると3,40羽のマガンの群が三つほど見え、カシラダカ、アトリ、スズメの群と出会い、一部にカワラヒワが混じっていた。空腹らしく、普段人を恐れるのにかなり道路に近い場所にもいる。マガンが道路から数十メートルしか離れていないのにはとても驚いた。

中には路上に群れるものもあり、この度の寒波が鳥たちに与えている空腹の影響を知らされた。

以下本日の様子です

落ち穂や二番穂をあさるマガン。
小林古径の絵のようだった。

雀の群。

 

二番穂を食べるカシラダカ。

 

スズメも食べている。

 

アトリも。

 

カワラヒワが混じっている。

 

道路に降りて来たアトリの群。

 

逃げないアトリの前で車が一旦止まり、ゆっくり走って行った。

何年か前にも感じたことだが、雁や白鳥は厳しい寒波がくると小さな群に別れる。大きな群で一度に決定的なダメージを受けるのを避け、一部が駄目でも全体として種の維持を図る本能が働くのではと考えた

いわゆる小鳥たちもそうしているのだろうか。
春の子育てと厳しい冬期、彼らは怖れを忘れて人に近づき餌をあさる。さらに冬期はスズメ、アトリ、カシラダカそしてカワラヒワなどがよく一緒の群にいる。なぜそうするのか分からないが、鳥は大きさの大小で生存戦略が異なるのかもしれない。

それにしてもハクガンはどこにいるのだろう。

2023年1月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

▲ このページのTOPへ