2022年11月21日

朝日池の鳥たちのダイバーシティ カフェの灯りと樹下美術館の家具。

2022年11月21日(月曜日)

し残しの色々をやろうと計画した日曜日だったが結局昼近くまで寝て、午後は風景画の手入れをした後ハクチョウを観に出かけた。

絵は筆を進めるたびに誰かに似たり、面白かったりつまらくなったりする。油彩はつまらなくなったら塗り消すことが出来るので良いのだが、遊んでばかりもいられない。

白鳥に関して、新井柿崎線を東西に走り、小さな群を見て撮影の練習をしたあと朝日池に寄った。まだ時期が早いかなと考えていたのに、湖面に多くの白鳥が休むのを観てとても嬉しかった。

昨夕の朝日池(16:31ころ)。
向こうの林にねぐら入りする雁の群が写っている。

 

昨夕の湖面(15:42ころ)。
ねぐら入りしたコハクチョウや雁たち,、カモ類の鳴き声が
湖面いっぱいに響きわたり、佇むだけで幸せな気持になる。

上掲写真には枯れた蓮の茎が沢山写っていますが、黒い塊の多くはカモや雁です。雁はマガンとヒシクイで,カモはマガモ、オナガガモほか沢山いるはずです。
どんな大都会でも通りで見るのは人類と犬くらいです。
しかし周囲数キロの現在の朝日池には文字通りダイバーシティを地で行く生きものの豊かさが観られます。

一方、世界の多くにこだまする自国ファーストの味気ない叫びはつまらなく偏狭で、生物学的な幼弱さと退行が伺われ、成長や真の幸福追求からみれば望ましいことではないと考えられる。
夕暮れの朝日池にこだまする数多くの鳥たちの合唱こそ健康なダイバシティーを表象する響きではないだろうか。

 

4時半過ぎ静かになったカフェの窓にペンダントライトが写る。
開業以後16年間の灯りはポール・ルへニングセンによる名作「スノーボール」。

樹下美術館のカフェはじめの家具類は北欧などのデザイナース家具を多く使っています。興味をお持ちの方は眺めたり座ったり触ってみてください。

 


トニー・ベネットとレディ・ガガ「I’ ve Got You Under My Skin」

 

随分と日が短くなりましたが、冬至まであとほぼ一月、もっと日が短くなるのですね。
夕暮れの朝日池の白鳥を撮ったり、お客様が撮ったというコウノトリに出会えないかなどと楽しみです。

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