週末土曜の午後の種々 新しい物と年寄りの愚痴。

2022年10月30日(日曜日)

寒くも温かくもない週末29日、午後美術館に寄りあるお茶人とお話した。
その際ちょっとした頼まれごとをお受けした。それが上手く出来たらブログに載せてみたいと思うが不安と楽しみが入り交じる内容だった。

例に漏れず、茶会はコロナによって開催はじめ、しつらえ、手順、作法の細部まで影響を受けた。
いまどきコロナが話題になればワクチン、症状、見通しなど話は尽きない。それでも健康で長生きするなら、いつかコロナも懐かしい昔話になるのかと話が進んだ。

たまたまカフェのお客様にお茶人のお弟子さんご家族が見え、帰りが重なり、いっとき玄関が賑やかだった。

仲良し二人組のお客様から頂いたハロウィンのお菓子。

また昔ばなしになるが、20数年前、ある会合があり二次会(死語?)のあと夜遅くホテルに向かうため六本木の通りを歩いた。その時奇妙な帽子をかぶり裾の長い風変わりな服を着た5,6人の集団とすれ違った。不思議な人達だったが、何年も経ってハロウィンだったらしいと思った。

美術館と仕事と年令のせいで、いつしか周辺のもろもろから遠ざかるようになった。それでもお客様を通して、今は何々ということが伝わり、なるほど、とおすそ分けさせてもらい、気持が旬になることがある。

話変わって本日美術館の後、電気量販店に行きプリンタを買った。今様の不思議として、何か買い物をすると、○○の特典がついたカードにしませんか、と誘われる。
この日、調べていた機種の在庫があり助かったものの、支払い後に新しいカードを中ば自動的に、古いのは使えなくなると半ば強制的?に作らされた。

自分では分単位に動いたり休んだりしているつもりの生活の中で、(店の都合で?)新たなカードのために20分も費やすのはしんどかった。また、買ったビジネスタイプというプリンタは重く、店員さんに車まで運んでもらった。

家に帰ってセットにとりかかる。
ややこしそうなので自信は無いが「取説」を見ながら進めた。インクはカセットでなく4色のボトル。ほか色々カチッと音がするまで押したり、テープを引っ張ったり剥がしたり、なんとかセット。
次ぎにパソコンと繋ぎCD-ROMを入れてセットアップした。
今や取説もCD-ROも古かろう。新旧の機種交替に関わるインストールは良いとして,途中○○の登録を、○○の会員に、と余計な案内が誘ってきて、惑わされては時間を取られた。

あれこれジグザクやって何とかセットアップを完了、試し刷りまでたどり着き、用事の写真を数枚プリントした時はふーっとため息が出た。

ところで今日、時代の動向にちゃんと付いて行く柔軟な世代の人が羨ましい。
30年前にありもしなかった方法論が等しく生活基盤として取って代わる昨今、少なくとも私はさまざまな場面でもどかしさや不快を拷問を受けるように実感する。

老人と言われてももそこそこ社会の一員として労働し買い物をし、わずかながら社会貢献をしているつもり。しかし新たな仕組みが辛いと言うと時代遅れ、年のせい、不勉強などと言われて気が萎える。

心臓カテーテル手術は確かな進化だが、社会システムとしてITは全て本当に進化なのだろうか、人の精神はみな異常なく機能しているのだろうか。実は多くは誰かの金儲けの都合ではないのか?などと考えてはモヤモヤしてしまう。

少なくとも高齢者には未だかって無いストレスフルな時代になっていると考えるが、皆さんはどう思われるでしょうか。

年寄りの愚痴と言われれば、その通りと言うほかないのですが。

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