2022年6月27日

東京からの人を交えて。

2022年6月27日(月曜日)

東京から久し振りの方が来られた。諸事万端に造詣深く良い人づきあいをされている。

地元の相客は性格が全く異なるものの、好ましいものへ眼が利いているところ、良いお仲間を持っておられる所が共通している。
狭い世間しか無い私にはいずれも羨ましいお二人なのでご一緒は楽しかった。

 

昨日のお道具を出し普段着の妻がお点前をして
気楽なお茶を飲んだ。

左:前田正博さん、右:鈴木秀昭さんのお茶碗。
素晴らしくて、近いうちにバチが当たりそうな気がしてくる。

 

齋藤三郎の小壺を薄茶器に見立てた器。
お茶に親しまれる人は自ずと手付きが違う。

夕刻は皆でお寿司を食べた。

お造り。

茄子の味噌田楽。

カッパ巻き。

美味しそうな魚を尻目に私の体は茄子、胡瓜の野菜を喜んだ。文学、映画、音楽、食べ物、青春時代、人間、、、私が知らない楽しい話を沢山聴けた良い時間だった。酒を飲まないので妻を乗せて帰ることが何となく張り合い。

昨午後2席の15周年記念茶会。

2022年6月27日(月曜日)

昨日おおむね晴れた間午後、お客様をお迎えして開館15周年記念の呈茶を2席行いました。

玄関
額:齋藤三郎筆 寒山詩から「忘却来時道(来た時の道を忘却す)と水注図」
花:半夏生、撫子、紫陽花、茗荷、蓮玉草 花生:辻村史郎 信楽

待合:軸 「竹林小倉」 富本憲吉筆

風炉:深草焼き四方 窯:浄汲 口四方 棚:淡々斉好み寿棚
薄茶器:齋藤三郎作赤絵十薬(どくだみ)文小壺
水指:齋藤尚明作色絵市松文水指
風炉先屏風:薬師寺薬師三尊像台座拓本 白虎と青竜


軸:小林古径筆「壽」 花生:榊原家伝来竹籠

 香合:新井野正直作かわせみ香合

お菓子:竹内泰祥堂 あじさい

主茶碗:鈴木秀昭作 色絵金銀彩天空茶碗

 

呈茶を終えた庭でテッポウユリが陽を浴びていた。
例年雨に打たれて傷むが、空梅雨ぎみの空の下安心している風だった。

今後の会は次のように致します。
日時:7月2日(土曜)、7月16日(土曜)、24日(日曜日)、30日(土曜日)
時刻:1回目午後1時から  2回目午後2時30分から
1回6名様までにさせていただいています。

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