東京の人 北陸道の側道に白い花々そしてアザミとコミスジという蝶 「私のアルベール」。 

2022年5月31日(火曜日)

昨夜少し雨が降ったため植えたばかりのラベンダーとベゴニアには恵みだった。そして本日は少々の風とともに折々陽が射した。

昼休み古径記念美術館館長さんが東京の大手出版社のエディターさんとお寄りになった。ある企画のために当地へ来られた旅の人は物静かな方。しかし心身には美術の感覚と知識がぎっしり詰まっている印象を一瞬にして受けた。

その方は庭で満開のヤマボウシに目を止められ、ロイヤルドルトンのカップを選ばれた。コロナが和らいで、時折都市部や遠隔からち寄られる方をお見受けするようになったが張り合いであり、嬉しい。

仕事に戻る道(北陸道の側道)で何種類か白い花と最後にアザミと出会い、初めての蝶を見た。

卯の花(ウツギ)。
この花を歌った「夏は来ぬ」の作曲者小山作之助は小生の大叔父。

7人もいた叔母達は集まる度に声を揃えて「夏は来ぬ」歌った。「夏は来ぬ」とは言わずに、「叔父さんの歌」を歌いましょうと言っていたように思う。

冠のようなのでこどもの頭に載せてやりたいガマズミだが、
白い粉のようなつぶつぶが沢山落ちそうだ。

ノイバラの白さも美しい。僅かな香がある。

道が大潟スマートインターに近づく頃アザミに出会った。

 

ここでアザミを見るとは思わなかった。
過日アザミを見た道はこの雑木林の南の反対側なので
あってもおかしくないが、ちゃんと咲いているとは。

アザミを見ているとヒラヒラと蝶がやってきてそばに降りた。
日を浴びてじっとしている。後で調べるとコミスジという蝶だった。

明日は6月1日、文字通り「夏は来ぬ」になる。
「齋藤三郎ゆかりの人々展」の作品を適時掲載したい。明日は三郎の二人の師、富本憲吉と近藤悠三作品で始めたい。

最後に昭和29年(1954年)の歌。


「私のアルベール」 歌・松島詩子

昭和29年の私は中学一年生。歌は当時のNHKラジオ「のど自慢」でとても人気だった。男性も歌ったように思う。
ロンドンやニューヨークでもない、パリが舞台のシャンソン風の曲。
ペーブ(ペーブメント:石畳)、ミモザの花、セーヌ河、シャンソン、、、。戦争で途切れた「花の都」パリへのあこがれが再び繋がった喜びが伝わる。

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