開館が迫った 争い 勇み立つ首相。

2022年3月12日(土曜日)

年度の展示案づくり、告知(刷り物、ブログ、ホームページ)、什器補修、展示準備、キャプション作成、来館者配布文作製、、。75日間も冬期休館があるというのに、例年最後の3,4日はスケジュールに追われっぱなしになる。

来館者さん向け説明文が当日朝に刷り上がるのはしばしば。
ちなみに印刷物はチラシなども全て自家用のpcプリンターで、これが当日まだ誤字があり抹消線を入れて配ったりする。

今年は開館15周年に当たるが、祝いの集まりなどを止め、ささやかながら記念特別展を三つ予定した。
本日休憩中、三つもやって大丈夫ですか、とスタッフが心配した。心配は仕方が無いが張り合いに変えて皆で頑張りたい。

さて作業が終わり短時間庭仕事をした。
するとギャーギャー、ギャーギャーと電線がうるさい。
ムクドリだった。
この鳥は普段からうるさいがメスの取り合いと巣の取り合いでひどく争う。からみあったまま壁に激突したり屋根にも落ちる。

 

本日の争い。

 

上掲2枚は2012年3月の争い。

鳥は争うがまず仲間同士相手を抹殺すること無くどこかで収める。しかし生きものの頂点としてはばからない人間は、個人はおろか他国、他国民を抹殺するまで残虐を行い得る。
動物たちは進化の過程で一般にそのような事へのブレーキが掛けられたようだが、ひとり人間にはそれがスルーされた。
悲しくもむごいこの事は一体何を意味するのだろう。

考えてみれば進化と言わず何事も頂点は危うい(悪いという意味で)。長く続くほど危険や悪辣さに近づくのではないか。世界のスピードは一段と加速化した。幾つかの王朝しかり、我が国においても一党支配が長くなり、良しとしている間にきわどく、よりキナ臭くなっている。

さて本日、
ウクライナ戦争とコロナの今こそ改憲と首相が述べた。
残酷な戦争のさ中で今こそ党利党略とは。
心痛む大変な時に微笑むのは邪(よこしま)な一群だけだ。
今夏の選挙が決戦だと不似合いにも勇み立っていた。

敢えて文化、信条を二分し国民を選別するつもりらしい。

賢く自衛隊法を運用すれば危機に耐えられる。
集団で優越欲求などを満たしている場合ではない。
太平洋戦争が遠い世代は何事も空勇ましくて困る。
コロナとウクライナ戦争に加えていま改憲とは。

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