2022年2月14日

「小さな村の物語イタリア」、疲れたらやっている仕事を変えてみる。

2022年2月14日(月曜日)

BS日テレで放映している「小さな村物語 イタリア」を土曜夕食時によく観ている。漁村、農村、山村の穏やかな風景と暮らしが紹介される。

石やモルタルの建物、石畳の坂道など風景に異国情緒が漂う。代々の土地への愛着と手仕事、家族の様子などもこころ温まる。
物の少ないスッキリ整った生活をみていると、この国の人達の「消費」はどうなっているのだろう、といつも考えさせられる。

代々質の良い品を大事に使い、将来の大切な何かのために貯金をしているのだろうか。働く年配の両親を定期的に訪ねる若い夫婦、後を継ごうとする若者もよく登場し、土地と家族への愛着の強さに感心する。

さて先週末は畑に精を出す老夫婦の暮らしだった。そのなかでおばあさんが呟いた。
「仕事に疲れた時は、やっている事を変えてみると良いんだよ」。かって姑から聞いた言葉だという。
これは確かに色々用事が混んでいるとき、あるいは庭仕事にも向いている言葉だと思った。

昨日日曜日の私は、前もってあれもしたい、これもしなければ、と五つも六つも予定があった。
介護向け書類と紹介状が三通、重要な手紙一通、絵の作製、絵筆を買う用事、購入作品の撮影、美術館の告知制作などなど。折角の日曜日だというのに考えただけで頭痛がしそうだった。

絵は西王母15枚の花を濃く着色した。その後の作品撮影の途中で、イタリアのおばあさんを思い出し、車を走らせ髙田の大嶋画廊へ絵筆を買いに行った。まだ腰まである髙田の雪に驚いた。

疲れたら休めば良いという話はだれにでも出来る。だが目先を変えることを明瞭に伝えたのはイタリアの小さな村の亡き姑さんである。
遠くの私にまで智恵を授けてくれて、有り難いと思った。結局この日、かなりの仕事が残って終わった。明日にしたらという妻の有り難い助言に従った次第。

 


「小さな村の物語 イタリア」のテーマ曲。

本日午後は三軒の在宅回りがあり、二軒カ所三回目のワクチンをした。
重い障害のある方を遠くの会場まで連れ出すのは大変である。在宅の接種は皆さんとても喜んでくださる。

本日午後は良く晴れ、そよ吹く風の寒さは和らいていた。

しかし明日は再び崩れるらしい。そうこうしながら間もなく三月になる。

 

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