本日12月6日、深夜の火球映像とカプセル帰還。

2020年12月6日(日曜日)
昨日午後、はやぶさ2本体が地球に向けてカプセルの切り離しを成功させた。火球となって大気圏を通過するのは本日午前30分ころと知らされていた。

こんなことがあると夜更かししてテレビを見てしまう。
そして見た。

ほぼ予想された範囲の時刻に火球となったカプセルが夜空を横切る映像が見られた。ゆっくり夜空を横切る流星として映し出される。10分ほどすると無事カプセルが発するビーコンが受診されたとアナウンスされ、着地地点の捜索、回収作業が始まった。

 

NHKの深夜速報から。

 

カプセル無事着陸に拍手が起こる
相模原市のJAXA宇宙科学研究所管制室。
(日テレのネット中継映像から)

6年をかけてミッションを遂行したはやぶさ2は、地球に向けてカプセルを切り離すと、次のミッションに向けて再び宇宙へと旅立っていった。11年後、最終的に1998KY28という微少惑星に到達し探査を行うという。
私は茫としてそのような文言に接するだけだが、実際に運営する現場の人達は超広大な宇宙空間で超微細な操作によって超高速の探査機をコントロールする。まったく、信じられない世界があるものだ。

このたび持ち帰られた貴重な試料や、今後やぶさ2が知らせる事実は、地球の生成はおろか、その先の運命の研究にまで資される。

大偉業を成功させた宇宙科学のリーダーたちは、一見しておじさんたちだった。コロナで暗黒化した世界に何と輝かしい光を灯したことだろう。それがおじさんたちのリードというところに、科学における脈々たる昭和の力を感じたが、おじいさん世代としては嬉しいことだった。
この先平成、令和生まれのもっとすごい力が発揮されることを期待している。相模原の応援ホールで興奮していた子供達がとても印象的だった。

夜が明けて、カプセル回収の映像が見られることを楽しみにベッドに戻りたい。

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