2020年6月18日

倉石隆の本、展示以外の挿絵。

2020年6月18日(木曜日)

現在展示中の倉石隆の「挿絵・表紙」展

早々に展示の本をめくってもいいですか、と質問を受けました。
どうぞ、と言いたいところですが、これもコロナウイルスへの対応で、大変に申し分けありませんが、手を触れずにご覧になるだけ、にさせて頂いています。

そこで本日は、現在展示されているページ以外の挿絵をわずかですが、展示の一部から紹介させていただきました。
展示用具の留め具などが写っているものもありますが、お許し下さい。

 

「幸せの王子」 1970年
オスカー・ワイルド著

 

「黒森へ」  1981年
大嶽洋子著

 

「森の少女」 1982年
椋鳩十著

 

 

「人形使いのポーレ」 1969年
シュトルム・テオダル著/望月市恵訳

 

「十五少年漂流記」 1968年
ベルヌ著/辻 昶訳

 

「宝島」 1971年
スチーブンソン著/著西村孝次訳

 

「小公子」  1969年
バーネット著/立花えりか文

 

「下北半島の風」 1972年
小田嶽夫著

 

 

「美しいおくりもの」
オー・ヘンリー著/茨木のり子訳

 

「ふしぎな玉」 1980年
椋鳩十著

 

「罪と罰」 1969年
ドストエフスキー著/中村融訳

 

「カラマゾフの兄弟」 1970年
ドストエフスキー著/中山省三訳

物語に沿ってイマジネーションを深める挿絵。場面の情景と情感にリアリティを、あるいはそれ以上に劇的な効果が求められたに違いありません。
生涯人物画に取り組み人間を探求した倉石隆。
鉛筆画、ペン画、油彩、版画的手法などさまざまな手技を駆使し、懸命に取り組み訴えた図版には、倉石隆ならではの生命感が横溢しています。

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