夕刻にハクセキレイの求愛行動。

2020年6月3日(水曜日)

今夕ほくほく線の夕焼けをみるべく農道へ出かけると、車の前方で奇妙な動きするハクセキレイに出遭いました。

 

頭を上下させる動作を何度も繰り返す。

 

向かい側にうずくまっているハクセキレイがいる。
色調が薄いのでメス、濃い左の個体はオスであろう。

 

おじぎ動作を繰り返しながら、少しずつメスに向かって行く。

 

 

距離が縮まってきた。

 

3分ほどかけてここまできた。

 

オスが低く身構え飛びかかる寸前、メスが飛び立った。

 

今度は、先の場所で互いに追かけっこを始める。

 

時々二羽で飛び立ち、絡み合うような動作をするのがきれいだ。
しかしカメラに上手く収まらない。

 

ここここでは、メスが激しく鳴いてオスを追い反しているように見える。

 

この時のメスを大きくしてみました。大声で叫んでいるようだ。
結局二羽とも飛び去りましたが、ほかでまた始めるのかもしれません。

 

遅い時間の車中からの写真は上手く行きませんでした。
しかし話に聞いていたハクセキレイの求愛ディスプレイを初めて観ました。

繰り返されたおじぎのような動作は、挨拶に見えますが、餌を採る動作にも見えました。
〝僕はこのように熱心に餌を採るので、どうか宜しく〟と訴えていたのではないでしょうか。

熱心な求愛行動からこの鳥は、恋数え鳥、恋知り鳥とも呼ばれ、
日本書紀にイザナギ、イザナミは、子の作り方をセキレイの行動によって知ったと記されているようです。

本日は良い機会でしたが、暗くて残念でした。
鳥を観ている間に、お目当ての電車は通り過ぎて行きました。

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