間もなく開館 花の往来 美しい夕暮れ。

2020年5月30日(土曜日)

明後日の開館を前に、本日もスタッフは午前から準備をした。
無雪の今年は早くから展示を仕度し、庭をいじってきた。展示は順調にいけば、あと7ヶ月皆様に見て貰える。しかるに、そそとして始まった春の花たちのシーズンは、結局一瞥もされずに終わった。思えば随分可哀想な話だった。

曲折を経て植物たちの出番は夏の庭からとなった。
見所は木々の麗しい緑とその陰であり、花はまず植えたばかりの赤いサルビアと数本のバラ、それからすぐにアジサイやアスチルベにキョウガノコ、フウロソウ、シモツケなどが見頃を迎えるはず。
願わくばこの花たちは、去って行った椿に桜、レンギョウや丁字ザクラ、ヒュウガミズキ、そしてクリスマスローズ、イチゲ、スミレ、エビネ、スズラン、ミヤコワスレ、チューリップ、ボタン、芍薬、さらにアヤメなどに代わり、お一人でも多くの方に観てもらえれば、と思う。

本日は夕暮れの空がきれいだった。

 

 

 

ほんの少しだけ雨を降らせた大正時代の乙女のような雲。
広い水は田植えを待っている田んぼ。

 

今日だけは丁度良い時に電車がやってきた。

 

美しい夕暮れは、一日の終わりに授かる贈り物。

北九州市のような事が飛び火をしないよう祈るばかりです。

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