“じゃんごっこ”さんの楽しい演奏会が終わった。

2019年10月5日(土曜日)

本日午後、樹下美術館では初めてのジャズ演奏会があり、無事に終わった。
催す者にとって無事ほど貴重なことはない。出演者とお客さんにちゃんと来て頂き、駐車場トラブルも火事も怪我もなくプログラムを終了する。これだけで80点近く貰えるのではなかろうかと思う。周りの音楽会をみても同じように考える。

本日のじゃんごっこさんの会は無事の上、こよなく楽しいひとときだった。弦楽器主体のジプシージャズの系譜にあるじゃんごっこさん。ジャンゴ本人の作曲、スタンダード曲、カンツオーネ、シャンソンと曲目は多彩だったが、メロディーがお洒落でリズムが心地良い。

ラッキーなことに、本日はジャズにつきもののマイクを使わず演奏された。メンバーたちはリハーサルで何度もアンプの調整を重ねたうえ、最後にマイク無し、つまり生音(なまおと)で行こう、と決めた。
何と素晴らしい決定だったことだろう。
風、光、心、波、、、そして音楽は出来れば電気の増幅なしに自然音として聞きたい。
ついに本番。ヴァイオリンもギターもベースも明暗をもって生き生きと歌い、海か川のようにリズムを刻み、ある曲などはドビュッシー風だった。
じゃんごっこの皆さん、お忙しいのに生音の素晴らしい演奏を本当に有り難うございました、お疲れになったことでしょう。

 

 

 

 

この写真はお客様からお借りしました。

 

開演前、外でリハーサルを耳にしたが、敏感な樹下美術館の建物が文字通り鳴っていた。

ご来場の皆様、じゃんごっこの皆様、当館スタッフ、“有り難うございました”
明日からまたいっそう元気を出して生きて行きましょう。

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