渋野と畑岡選手はレベチ 初牡蠣。

2019年9月23日(月曜日)

ゴルフの話です。

デサントレディース東海クラシックの昨日決勝。前日まで20位だった渋野選手が8バーディの爆発力を発揮。15番でトップに並ぶと16番でチップインバーディーを決めて単独首位に立ち、そのまま優勝する大逆転劇を演じた。

過去および最近の試合の畑岡奈沙選手と渋野日向子の両選手みて、同世代の選手が二人は「レベチ」とコメントしている。
「レベチ」とは“レベルがちがう”のことらしい。
調子の波はあろうが、たしかに肝心なところで見せるスコアと順位は図抜けていて、二人は一種異次元的なのだ。

 

大ギャラリーに囲まれて最終ホールに向かう渋野選手。

 

表彰式で。
この程度の賞金では少な過ぎるように思う。

優れた選手には、商品のイメージ戦略として様々なスポンサーが付き、収入は膨らむ。結果、選手は競技活動のほかに、広告塔や商品の一部としての運命を負わなければならい。
基本スポーツの世界である。選手の競技へのモチベーションの維持向上はベースであろう。そのためにスポンサーたちはもっと賞金に注力すべきだ。賞金規模の大きい大会は選手はおろか、集客や話題面でも大きな効果を生みジャンル拡大に寄与するだろう。

ところでレベチといえば、渋野選手の修正力がある。前回のトーナメントではラフの処理に問題があると指摘された。本人はショックだったに違いない。しかしこの度はラフからのアプローチをことごとく成功させ、回復したパットと相俟って好成績に結び付けた。
数日間の大会で後半に向かって伸びるスコア、あるいは1日の後半に於ける爆発力、ボギーホールの次をバーティーにする率の高さ。これらは不調や失敗に対する的確な分析力と精度の高い修正力の賜物であろう。これもレベチの要因の一つにちがいない。

近時、プロスーポーツ選手といえども、セクシー、可愛い、モデルのよう、と見た目を云々される。だが畑岡、渋野両選手とも服装はプレーン、その上謙虚で言動は自然、何よりプレーが素晴らしく成績は群を抜いている。このような選手がギャラリーを惹きつけ大会を盛り上げることを近時体現している。アスリートらしい価値、レベチと呼ばれる所以にちがいない。

もう一つレベチといえばアマチュアの安田佑香選手がいる。多くの大会でプロに混じって競技し、上位を守る。静かで細身だが正確に飛ばし、渋野選手も認める実力者だ。この人もレベチのようだ。
以上の二人ないし三人はいずれも20才以前の若者であることが共通している。今後のゴルフ界への期待は大きく、楽しみだ。

昨日午後、小学校6年生の孫が来た。レベチを知っているかと問うと、即座に正解した。

 

夕食はお客様から頂いた牡蠣がフライになって出た。
美味しく頂きました。

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