2018年12月5日

横山玄太郎さんのお茶碗。

2018年12月5日(水曜日)

今年春から購読している月刊美術の6月号は「用の美」
×超・工芸だった。

掲載された横山玄太郎さんの抹茶茶碗《TEA碗BOWL》
が魅力的だった。数ヶ月経ったが迷った末先月上旬に
注文してみた。
月刊美術は読者と作者をつなげてくれる。
かなり締め切りを過ぎていたものの運良く品があり、昨
日無事届いた。

 

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キリッとかしこまった黒い箱。

 

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紙蓋を取ると、何と英語で「TEA FOR YOU」と
きれいなブルーで書かれている。

 

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取り出した茶碗。変化させた7角形にモノトーンのストラ
イプが絶妙の方向と並びであしらわれている。

 

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高台の署名が横文字。

 

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蓋の裏に白でgentaroのサイン。誠にお洒落で、早く一服
飲んでみたい。

 

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京都は和久傳のお菓子「西湖」をお伴に茶を服した。
風味良く誠に滑らかなお茶を味わえた。

作者は“日常を楽しみながら必死で制作”、と仰っている。
作品は自由に見えるが緻密なデザインと綿密な作業が窺わ
れる。
茶碗の正面を低くくして、その向こうに茶が良く見えるよ
うにあしらわれている。
ストライプはどうやって線を引いたのだろう。
お茶碗の形と文様は従来の概念を見事に離れ、斬新でシン
プル、箱の様子や署名も楽しさあふれていた。

茶を服することは作者の人柄を服すことでもあり、玄太郎
さんの器の茶はことのほか美味しかった。

ちなみにこれだけ優れた出来映えで価格は4,2000円。
この世界では大変リーズナブルであり、ファンを大切にさ
れる姿勢が伝わって嬉しい。

来年のいつかこのお茶碗で皆様にお茶を点てて差し上げた
い。

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