2018年1月20日

2018美しかった夕刻のハクガン。

2018年1月20日(土曜日)

2013年2月に初めてハクガンを撮って以来、毎年
出合うのが楽しみだった。
その年は10数羽ではなかったか.、しかし以後数年
お目に掛かれなかった。
それが昨年300数十もやってきてとても驚き、今年
はどれほど増えるのだろう、と期待して待った。

先日、大潟水と森公園の方から150羽くらい来まし
た、と教えてもらったものの、なかなか出会えなかっ
た。

それが昨日昼、遠くから一群を見たが、異常なまで
近づく人たちがいて、結局全て飛ばしてしまった。
飛び去った方角へ車を走せると再会したが、今度は車
が接近して再度飛び立たせた。

本日土曜午後、昨日最後に見た付近を回った。
するとある場所にマガンの群がいて、そこへハクガン
の小さな群が降り立ち、間もなく大きな群もやってきた。

 

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IMG_5604 - コピー
午後4時すぎ、夕陽が射すなか華麗に舞い降りた
ハクガン。

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一心不乱に食べる群にマガンも加わってきた。
ハクガンは多くの場合、白鳥や雁たちと一緒にいる。
あたかもほかの鳥たちから愛されているように見えるし、
多くの人にも愛されている。

本日気がつけば場所は樹下美術館に近い水田だった。
日没してもなお食べ続けた後、ねぐらの朝日池に向か
って帰った。

ところで以下は昨日の誠に残念な場面。群に対してあま
りに近づいたため飛び立たせてしまった現場。
このような場合、群は一部が残ることは無く、全てが一
斉に飛び去る。

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どんどんと近づく人達。まず雁(マガン又ヒシクイ)が
飛び立ち、直後に目の前のハクガンが続いた。
みな首をもたげ、緊張しているのが遠目にも分かる。

 

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場所が変わり、今度は車がゆっくり近づいた。群はこち
らに向かって一斉に飛んだ。パニックがありありと伝わ
り、飛ばした人を含めて見る者はショックを受ける。

ケータイなどで近づいて撮ろうとすれば100%飛ばして
しまうにちがいない。決して運の善し悪しではない。
水田の雁たちの写真で、皆で首を伸ばしてじっとしている
ものがあれば、近すぎるためであり、飛び立つ寸前の緊張
状態であろう。

この時期、全国から集まる撮影者の方は、特大のカメラで
遠くから撮るので、絶対に飛ばさない。

似たような距離でも、さーっと通行する車や作業中の車に
は飛び立たず、撮影などで近づく人や停車した車に敏感に
反応する。
私のカメラは特大ではないので、慎重にならざるを得ない。
来年もちゃんと来てもらうために、ゆっくり食餌をさせてあ
げたい。

ハクガンは北からやってくる冬の宝石。
2018年も何とか出会えて幸せにしてもらった。

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