お客様二題

2017年9月7日(木曜日)

春雨、梅雨、秋雨、時雨、、、同じ雨も季節で名が異なり、
風情も異なる。

昨日からの雨で急に気温が下がり、袖の長さが気になる。
暑い盛りのある日、北海道某所の最高気温が22度とあり、
この時期こんなに寒いのか、と驚いたことがあった。
それが一ヶ月後の今夜、車の車外温度が22度を示してい
る。
雨の夜も虫は鳴き、庭で花ホトトギスの茎がしゃんとして
立ち上がり、今年も秋が巡ってきた。

そんな空の下、昨日東京からお客様が訪ねてこられた。
そもそもは二年前、偶々指揮者汐澤安彦さんの記事を読
まれて以来、当ブログをご覧になっているという女性だった。

私はお会い出来なかったが、在館していた妻によれば、か
ねて尊敬していた汐澤氏の記事を縁に、ブログを通して当
館と上越市に興味を抱かれてこの度の訪問になったという
こと。
スルテンを食べ、樹下美術館を訪ね、泊まりは鵜の浜温
、翌日は髙田の朝市云々」と詳しく調べて来られた。

館内のノートに好意的なメモを残され、片田舎で小館を営
む者として心から嬉しく思った。
無事ご帰還されましたか、お疲れではなかったでしょうか。
本当に有り難うございました。

 

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今夜の雨の樹下美術館入り口。

そして午後は休診の本日、4時半過ぎに美術館に寄った
所、去るジャコメッティ展のショップ品である「歩く男」がプリ
ントされたTシャツを着たお客様にお会いした。

何度も来館されている方と聞いていたが、お話するのは初
めて。
Tシャツだけで十分な上、美術、音楽とも造詣深く、話は幾
つもの分野を行き交い時間を忘れた。

気がつけば4時間もご一緒していた。
これも秋なればこそ、雨降りなればこそ,樹下美術館なれば
こその良い時間だった。

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