砂丘館とレクイエムの画家「塩﨑貞夫展」。

2017年3月9日(木曜日)

過日新潟市は西大畑界隈の事を記載させて頂いた。
その折同市には歴史的建造物を大切にし、今日的な
意味づけをして活用させる気運が感じられると記した。

同地に美術・文化施設「砂丘館」があるが、万事に疎い
自分はまだ訪れたことがない。
先日同館からご案内を頂き、観たいと思っていた「塩
崎貞夫展」の会期が間もなく終わる。是非とも連休の
どこかを使って出かけたい。

砂丘館
ただならぬ風格の砂丘館は旧日本銀行新潟支
店長宿舎。

塩崎氏展告知
「塩﨑夫展」の案内。2月15日~3月20の会期。
弔いと考えられる掲載作品は特別な日常である死
が意外な視点と構図で描かれている。
ここに至る過程に思いを馳せない訳にはいかない。

塩崎展
坂口安吾の桜に応答するまことにナイーブな
油彩作品「女人午睡」 121,8×96,3㎝。

1934年糸魚川市で生まれ、2014年に急逝され
た塩﨑氏はガブリエル・フォーレのレクイエムとの
出会いが、その後のテーマの原点になったという。
恥ずかしながら不肖自分はその昔、天から降るよ
うなフォーレのレクイエムに救われた事があった。

新潟市は川風、海風、松風と段丘が織りなす眺め
があいまってとてもさわやかだ。
生死がいっそう他人事ではなくなった昨今、砂丘館
を訪ね、塩﨑氏のレクイエムを観るのが楽しみだ。

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