ことし前半の「お声」から。

2016年8月12日(金曜日)

樹下美術館は館内各所にノートを置かせて頂
いてますが、皆様赴くまま自由にコメントを残
して下さいます。

それを毎年開館の3月~7月までと、8月~12
月の閉館までの二回分をまとめて樹下美術館
のホームページに「お声」として掲載させて頂い
ています。

このたび前半の「お声」がまとまりましたので
載せました。
今期は140筆もあり、楽しみませて頂きかつと
ても励みなりました。

以下、主だったお声の部分をここに取り上
げ、最後に感想などをしるさせて頂きました。

それぞれのご来館
孫と駅から歩いて/夫と息子とともに/前回は
父と祖母、今回は母と祖母/母と三人の子と/
ままとくびきのばあちゃんと/娘と二人/夫に連
れられて/母と夫と/サークルの友人と/もう
すぐ80才/滅多に出かけない夫を連れて/2才、
7才/8才/6年生/知人の紹介で/自分への
プレゼン/夫は二度目自分は初めて/家族四人
で静けさを求めて/子供の部屋の掃除の帰り/
上司に叱られた後で/孫の世話の合間に、、、
etc。

展示など
雪国の作家の赤への共感/新しい展示物も惚れ
惚れ/作品の暖色と庭の緑の対比/疲れない展
示/何度観ても飽きない作品/初めてなのに懐か
しい/立派な作品を目の前にして感動/雪国の
人の営みを表現した絵画と陶芸/ちょっとない美
術館/何回来ても豊かな気持ちになれる/絵の
中の光(日光)や空が好きです。その時描かれた
空と光が今も変わらずここにあるからです。黄昏
のピエロが良かったです/どの作品も美しかった
/朱色のチューブ、陶芸の装飾が良かった/絵・
器どれも素晴らしい/、、、etc。
etc

カフェで
ここで飲むコーヒーは日本一/一粒で二度いや三
度美味しい樹下美術館/窓外の木々、草花、小鳥、
カップ、コーヒーで至福/ふーっと力が抜けて時間
が止まったよう/いつも美味しいコーヒーとホットサ
ンド/マンゴーのケーキめちゃうまかった。ホットサ
ンドまじやばい/うまい、うまい、うまい、うまい/抹
茶とお菓子にほっと一息/どの木も草花も自分の
居場所で調和しています、、、etc。

それぞれのお気持ち
ひとりぼっちを慰められた/前向きに生きようと元気
が出た/座って居るだけで開放される/豊かな気持
ちになれた/時には雨もいい/明日への活力をもら
えた/慌ただしさから開放/こんないい場所とは/
来て良かった/また来たい/新潟の良さに出会う/
友人を連れて来たい/秋にまた来たい/館長、いつ
までもお元気で/いつか母を連れて/いつか家族と
、、、etc。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

さてそれにしましてもノートを拝見しますと、樹下美
術館はつくづく変わった施設だなと感じます。
何とも表現しがたいこの感じは、正直当初は予想出
来ませんでした。
美術館は美術品の展示メインで、という私自身の常
識もいつとはなしに変りました。

皆様から様々に喜んでお出で頂きながら、ここは一
体何だろう、美術館でいいのだろうか、と一種楽しみ
ながら考えるようになりました。

そもそも非常に小規模で、わずか二人の、しかも大
家ではない地元ゆかりの作家の常設展示。
如何に作品が良くても展示だけでは限界があります。
カフェが無かったら、庭が無かったら、樹下美術館は
今日まで持たなかったのではと思います。
嬉しいことにカフェと庭が展示物を引き立てる作用を
発揮していることも実感されたのです。
そしてなにより小さくとも美術館の中だからコーヒー
がより美味しく、庭も楽しめるという風に互いがうまく
響き合っているのでした。

来年満10年を迎える樹下美術館。
ノートはご好意で一杯でしたが、我慢やご不自由をお
掛けしていることも多々あろうと心配しています。
今後も皆様と有言無言の会話を続け、安定して発展
出来るよう思いを新たにしました。

長くなりましたが、沢山のコメント誠に有り難うござい
ました、これからもどうぞご自由にお書きください。

IMG_5725
盆を前に忙しそうな近くのほくほく線電車。

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