齋藤三郎(陶齋)のアザミ 瑞天寺道のアザミ。

2016年5月31日(火曜日)

日ごと時間ごと、蒸したり寒かったりして梅雨に似ている。
いつしか木々の緑は濃く深く、そして大らかになった。

昨日これまで何度か通った蜘蛛ケ池の瑞天寺道と勝手に呼ん
でいる道へ行った。
昼休みのその道はかなり草が茂っていたものの、楽しみにして
いたアザミが沢山見られた。

 

瑞天寺道のアザミ
湿り気のある一帯はアザミの天国のようだった。

アザミと言えば樹下美術館常設展示の陶芸家・齋藤三郎(陶齋)も
食器にアザミを描いています。

1
↑染め付けアザミの湯呑。

2
↑左・掻き落とした染め付け湯呑と右・搔き落としの鉄絵ジョッキ。
(左の湯呑の裏側には大きな破損があります)

3
↑染め付けのアザミをあしらった鉄絵のジョッキ。

陶齋は様々な花を自在に生き生きと描きました。
花を愛して止まなかったからに違いありません。

私が草花を好きになったのは子供時代から陶齋の器に
接していたせいかなと思うことがあります。

良い美術工芸作品にはそんなことが想像されるほど時
に強い作用があるのではないでしょうか。

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