除草その1。

2016年5月28日(土曜日)

樹下美術館では除草の手間が多い。
近時苔まで取るので除苔(じょたい?)も加わっている。
本日は春からの手入れのことを記してみたい。

1
↑一番南側の低い所はスギゴケの天国になりかかった。
スギゴケは樹木や石が主体の庭なら良いが、肥料を奪うので花の
庭には誠に悪い。
一本一本に数㎝の根があり、深く掘らないと残った根から発芽する。

2
↑2月下旬にシャベルや鎌で削った。

3'
↑その後、お陰様でスズランやアヤメがよく咲き、この先はミソハギ
やリンドウが待っている。

4
↑4月2日、枯芝の中で早くもスズメノカタビラが青々と生えいる。
雑草たちは旺盛で常に季節や場所の先取りをしてくる。

5
↑芝は根で繋がっているが、スズメノカタビラは一本一本抜ける。

6
↑秋に種が散った部分で沢山出てくる。
放っておくと、丈が倍以上になり横に広がり根が強く、取るのが大変。

7
↑4月上旬、背丈5㎝ほどで密集し一見愛らしく見えたタネツケバナ。
当初は“何という花ですか、可愛いですね”とお客様が仰った。

8
↑それがどんどん伸びて細いサヤ状の種を沢山付ける。
乾燥してくるとそっと触るだけでパチパチ音を立てて種を周囲に飛ばす。
現在飛んだ種の芽が出て二回目の花が咲き、再び除草の対象にな
った。
大きいのは30㎝にもなるが、簡単に抜けるので種が飛ばないうちの
除草が肝心。

IMG_0179
↑先日の庭。一見きれいですが、まだまだです。

さて除草は掛けた時間の分だけきれいになりますし、庭は皆様に
楽しんで頂ける作品とも言えますので作業は気になりません。

少々広いため毎日何らかの手入れは必要で、「修行?」と思って
行っているところです。

機会をみてその2を記させてください。

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