2016年3月16日

上越地域の浮上にはほくほく線の頑張りも一つの鍵。

2016年3月16日(水曜日)

北陸新幹線が開業して一年が経った。

当地上越市はおしなべてめざましい効果が見られず、苦戦を強い
られている様子が伝えられる。
一方で北陸は躍進し、終点先の福井県や能登まで広く効果が波
及しているらしい。

ところで必死の上越市にあって、殆どの乗客を新幹線に奪われた
ほくほく線の社長インタビューは驚くほど余裕があり、明るいもの
だった。

“焦りはない。そもそも北陸はうちの娘「とき号」の嫁ぎ先、またJR
には一部線路を使わせてもらっている”
“当面争わず自分たち独自でやり、いずれ日本一のローカル線に
しますよ”
にこやかな笑顔は自信にあふれていた。
切実さばかりが伝わる中、社長の肝のすわり方に驚いた。
特急はくたかでたっぷり貯えた余裕がこの構えを可能にしているの
だろう。

映画、雪見、温泉、、、これらを車内で可能にする特別列車の構想?

デメリットの「雪とトンネル」をメリットに逆転させる壮大な秘策がある
のかもしれない。
トンネルと多くの高架線はともに雪に強い。
そもそも付帯インフラは日本一のスーパーローカルの地力がある。

ほくほく線が集客すれば直江津、さらに高田も人が回る。
さらに上越妙高から新幹線、あるいは佐渡まで周遊可能だ。
足がかりは同社が目指す「絶対価値」。
目先に捕らわれず視野を広くする事が大切なようだ。

この度の新幹線や九州の取り組みは出かける楽しさをさらに広げた。
本日はまれに見る貴重なインタビューだった。

ほくほく線特急「はくたか」が去って1年。
本社駅で行われた記念イベントも懐かしい鉄ちゃんたちで賑わったよ
うだ。

私も近くの田んぼから夢中で撮ったほくほく線特急はくたか」の勇姿を、
お別れ一周年記念に掲載させて頂きました。

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↑別れが迫って愛車と記念撮影。

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↑ラストランの日、感傷に包まれた直江津駅。

いまや影が薄くなった直江津駅。
その浮上にはほくほく線の頑張りが鍵になるかもしれない。

(恥ずかしながら小生が撮りましたほくほく線列車のポストカード4種を
樹下美術館で販売致してます)

 

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