金星と木星の大接近 太陽のこちら側と向こう側のすれ違い。

2015年7月11日(土曜日)

去る6月29日ブログで7月1日の金星・木星の大接近に向けて近づきつつあった星の写真を載せました。

最も明るい惑星金星と最も大きな惑星土星が寄り添う様子は、日没後の西空ではっきり見えるはずでした。
楽しみにしていましたが、7月1日はおろかそれ以後も、雨や曇り日のため見ることができませんでした。

それが一昨日、美しい夕焼けのあと、すれ違ったあとの金星と木星がきれいにみえました。

6月29日大接近前の6月29日、左上方の木星と右下の金星が近づき合う。

6月29日トリミング上の写真のトリミング。左上木星、右下金星。

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7月9日去る7月11日すれちがった後の金星と木星がよく見えた。

 7月9日トリミング上掲のトリミング。左上金星、右下木星。

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7月11日さて本日、拡大しないと分かりませんが、かなり離れたように見えました。

7月11日トリミング上掲のトリミング。両者はさらに去っています。
小さな木星が見えますでしょうか。

 日によって星の大きさ、明るさがかなり異なっていますが、気象条件、撮影条件の違いでしょうか。
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この度の接近で感じたことは惑星の位置関係と距離そしてそれぞれの大きさでした。

宇宙は大空間ですが夜空、星空はどうしても平板に見えます。
その中で太陽系惑星の並びは太陽→水/金/地/火/木/土/天/海/(冥)です。
接近して見えた両惑星ですが、金星は地球と太陽との間にあり、
木星は太陽の向う側、ずっとずっと遠くにあるものが、たまたま重なって見えていたことになります。

軌道上、目の前の金星から→水星→太陽→水星→金星→地球→火星→木星の順で、
実は木星は非常に遠いところにいたのですね。

それなのに良く見えるのは、金星の11倍もの大きな星だからということのようです。
この度のことは何かと感心させられました。

(急いで書きました、間違いがありましたら誠に申し分けありません、後日訂正いたします)

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