後藤丹先生。

2014年8月8日(金曜日)

この所梅雨に戻ったような雨降りが続いている。本日も一日中降り、最高が25度程度でした。

昨夕は上越教育大学の芸術系コース音楽教授の後藤丹先生を交えて6人で食事をしました。

昨年7月、新潟メディアシップに於ける二代陶齋作陶40年記念のパーティーで初めてお会いした先生。
その時「小山作之助について研究してます」と仰られ、
今年7月小山作之助生誕150周年記念行事で「小山作之助の音楽を求めて」の素晴らしい講演をされました。
作之助作曲の唱歌における曲構成の特徴や、斬新なメロディラインおよび部分的な音符配列の特徴などが語られたのです。

当日会場の暑さも忘れ、先生の鋭い感性と深い探求に心奪われました。

庭レストランから見えていた中庭。

先生を囲む食事で話はずみ、食後は友人宅へ場所を移してまた楽しいひと時を過ごしました。

先生の分野は音楽の根幹、作曲。かつ研究室テーマは、日本教育音楽における尋常小学校唱歌、特に黎明期の分析的な研究です。その中で音楽教育の母、小山作之助が主要な対象であることは、大学の建学趣旨および地勢の上からもぴったりだったことをあらためて知らされます。

様々な談義の中で、私は譜面と向き合うことが仕事です、と控えめに仰ったのがとても印象的でした。
昨年の新潟市のパーティーでは一人で同時に二本のリコーダーを吹かれた楽しい先生。
貴重なお人が存分に活躍され、長くこの地でご指導くださることを願わずにはいられません。

音楽のほか美術館の営みについても刺激を受けた夕べでした。

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