小山作之助生誕150周年記念 第12回卯の花音楽祭。

2014年7月21日(月曜日)

本日午後は第12回となった卯の花音楽祭があった。
夏は来ぬの作曲者、瀧廉太郎の師、東京音楽学校教授、楽器製造指導者、日本音楽教育の母と冠された小山作之助
作曲数は「夏は来ぬ」を筆頭に1000を越え、ますます研究が盛んだという先人。
その生誕150周年で第12回卯の花音楽祭が上越市大潟町中学校であった。

ヘッド

13時~16時半近くに及ぶ作之助を芯に非常に楽しくかつ極めて有益な音楽会だった。
運営、意気盛んな出演の皆様、音響、司会、伴奏、お集まりの聴衆の皆様方、、、。
ああこういう音楽会があるんだ、と心に沁みる貴重な催しでした。

以下途中からですが一番前から撮った写真を中心に掲載させて頂きました。

1 002素晴らしいオーケストレーション。
中学校吹奏楽部の演奏。3同じく2年2組のみなさん
一生懸命って最高ですね。5平原さんと「夏は来ぬ」(後藤先生編曲)7会場の上越市立大潟町中学校
2大潟町小学校2年2組のみなさん。
リズムも声も素晴らしかった。
4後藤丹先生と平原和泉さん
音楽が音楽で解説されていく。6後藤先生と「夏は来ぬ」8地元サブリーユのデザート

会場は大体育館で満席の椅子のほか沢山の方が床に座って耳を傾けた。
演奏は出色の充実となり深い感動を覚えた。

感動は感情のほかに内容の高さに対しても感じた。
このことは後藤丹先生のご指導とお力に違いない。

印象的な先生の記念講演「作之助の作品を求めて」の言葉。
「上越市が合併して良かった一つは小山作之助が大潟の人から上越市の人になったこと」
の意味を知らされた。
そして「夏は来ぬ」は完璧な曲という、、、。

加えるに大潟の人となられた美しいソプラノ平原和泉さんと先生のコンビネーションの妙。
お二人のピアノと歌による作之助の解説は詳細で専門的な研究でありながら実に楽しく
構成されていた。

お国自慢になりますが、〝地域大潟区は意気高らかに出来るんだ〟
と高揚した気持ちになれたのも、作之助という一人の人間、そして芸術の力ではないか、と
思いました。

相馬御風作詞、作之助作曲の貴重な「潟町青年会歌」を本日はじめて聴きました。
記憶に間違いなければ、
「この歌はやたらに歌わないように」というような作之助の註釈を読んだことがあります。
出来映えを作之助は喜んでいるのではないでしょうか。

最後に混声4部を歌われた皆様、素晴らしかったです。
正確かつこまやかに歌い、情緒的にハーモニーを響かせるのは大変なことだと思うのですが、本当に見事でしたね。。

 

一通り終わってご一緒したご夫婦を作之助の墓地から四ツ屋浜に案内した後、夕食を一緒しました。

心配された暑さも大丈夫でしたね。
すべての関係者の皆様本当にお疲れ様でした、そしておめでとうございました。

9素晴らしかった後藤先生のお話

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