宵闇の虹 惜しまれるほくほく線特急「はくたか」。

2014年6月7日(土曜日)

夕食を始めてふと見ると松の上の方が夕陽に照り映えている。
悪いけど行ってくる、と妻に告げてほくほく線を撮りに急いだ。

西の空は真っ赤で、良い時間は限られている。
すると途中通過の大潟区岩野の中谷内の池でうっすら架かる虹を見た。

140607宵闇の虹虹がみえるでしょうか。間もなくほんのちょっぴり雨が当たってきました。

宵闇の虹こんな遅い時間、ちょっぴりの雨に人知れず架かった虹。
神秘的また少々感傷的な気持ちになりました。

夕暮れのはくたか今夕のはくたか。私の技術ではいっぱいいっぱいの時間。

この日目指したポイントに先客さんがカメラを構えていた。
はくたかが往復した後、そのサラリーマンの方と立ち話をした。

間もなく夏至で夕陽のはくたかを撮る時間は限られてくる。
そもそも来年の今頃はもう姿が無い。
まして特急の灯が田面に写るのはもうすぐ終わる。

そう思うと居ても立ってもいられず、直江津から撮影に来たと。
私よりかなり若く私よりずっと電車に詳しい。

はくたかは時速160キロものスピードでここを走る。
遮壁もなく高架の特急が丸見えなのも非常に貴重だ。

確かに開業新幹線に「はくたか」の名は残る。
しかし夕焼けを背景に水田を疾走する姿を撮ることは、出来ないのではないか。

ほくほく線「はくたか」は本当に勿体ない。
随分世話にもなった。

私も同じです。

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