2014年5月14日

その昔のつわり すがすがしい野草 何か恥ずかしい作品展。

2014年5月14日(水曜日)

あるおばあちゃんがつわりの話をした。
生まれを尋ねた時、頸城村から潟町へ嫁に来たという事から始まった。

自分は悪阻(つわり)がひどく、三人の子どもはみな辛かった。
いずれも時期は今頃から夏にかけてだった。

実家で大事にされたが、嫁ぎ先に戻ると途端にひどくなった。
ただいま、と戸を開けると家の中からカイコを飼う匂いがムッとした。
すぐに吐き気に襲われ、口に手をあてがって二階の部屋へ急いだ。
「つわりなんて病気じゃないんだからねえ」
ご近所とお茶飲みしていた姑の大きな声が下から聞こえた。

もうひとつ辛いことがあった。
昔の男達はみな髪にポマードを付けていた。
自分の夫もたっぷり塗っていて、甘ったるい匂いがぷんぷんしていた。
「来たかね」などと言ってそばに来ると途端に気持ち悪くなった。

以下は本日の在宅回りで車を止めて撮った路傍の草花です。
こんな草地を見るのはつわりによかったかもしれません。

からすのえんどうとマーガレット野生化したマーガレットにからすのえんどう。

010あまどころ。

マンテママンテマではなかろうか。
色が茶系、ガラガラした感じからスイバのようです(5月20日遅れて記載)

大きく強靱な夏草と違って今どきの野の花はさわやかだ。

「あまどころ」は明日からの作品展にあり、「あまどころ黄葉」もあります。

いよいよ迫りました拙展、明日の午後は定期の休診ですので1時過ぎから会場に居る予定です。
ところでこれまで3回の展覧会の中で、なぜか一番恥ずかしい気がするのです。

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