せめて帽子だけでも。

2013年10月30日(水曜日)

男性の古い写真が三枚あります。共通点が四つ、「池の平」および「一人」、そして「帽子」と「同じ人」です。

湖畔で黒姫山を正面に池の平の湖畔。
長い影法師と山の雪、寒そうな湖畔の旅情。

 

池ノ平 初夏だろうか、軽々した感じ。

 

ベンチで時折の優しい笑顔。いもり池湖畔、あるいは近くのグラウンドかもしれない。

ブログに身内を書いたり写真を載せるのはかなり決心が要ります。現存者の写真は斜め後ろなどが精一杯の世界でしょう。

さて突然ですが、実は掲載の写真は父です。1984年(昭和59年)11月、78才で亡くなり30年近く経ちました。
母のことばかり書きましたが、父と向き合うのは今でも勇気が要ります。

理由はおおよそ〝怖い〟と〝近いのに遠い〟の二つ。
怖いは文字通りで、子供時代、五人の兄弟姉妹の中で特に私は叱られました。
今でも「いつまで何やってんだ」と呆れられそうな気がしないでもありません。

とても父には叶いませんが、せめて帽子だけでも同じにと、似た帽子を探していました。
しかし昔は普通にあったいわゆる〝登山帽〟が現在中々ありません。

ところが最近似た帽子が偶々ネットに出ていて求めました。

 

帽子出会った帽子。帆布 風船型 と謳っていた。
初めて知ったSILVER LAKE CLUB社製。非常に頑丈なのには驚きました。

 

やや深めですが安心でとても満足しています。
せめて帽子だけでも、、、。

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