2013年5月8日

樹下美術館の山菜 蕗の下ごしらえ 続く寒冷。

2013年5月8日(水曜日)

毎年樹下美術館の庭で山菜が採れます、と言っても蕗ですが。早春にフキノトウ、今ちょうど蕗の採り頃のようです。妻が採ってきて切りそろえ、湯がいて皮を挽きました。

採りたて日当たり良い所の方が太っていたと。

  湯がき湯がくと色が冴えてくる。

 皮をむいて終わり皮を挽いてきれいになった。
山菜の支度は意外と手間が掛かるのですね。

ところで、お会いする皆さんが口々に寒さによる田畑の遅れを嘆かれます。畑の苗が植えた時のまま大きくならない。稲の苗も小さいなどです。

本日は晴天でしたが、やはり寒い一日でした。夏もそこまで来ているはず、この寒冷は少々心配です。

ヘンデルの歌劇からラルゴ 「Ombra mai fù」 オンブラ・マイ・フ

2013年5月8日(水曜日)

樹下美術館に於ける5月11日の˝チェロとギターの夕べ˝コンサートが近づきました。

当日のプログラムとして ヘンデルの「ラルゴ」サンサース「白鳥」ガーシュイン「サマー・タイム」、竹花加奈子さんオリジナル「プラザカテドラル」、ピアソラ「リベルタンゴ」、ほか魅力的な曲が知らされています。

なかでも本日は樹下美術館にぴったり!ヘンデルのラルゴ:歌劇「セルセ(クセルクセス)」第1幕1場冒頭のアリアOmbra mai fùオンブラ・マイ・フを取りあげてみました。アリアは「木陰にて」とも呼ばれるようです。

春の庭樹下美術館の愛する木陰、オンブラ・マイ・フ。

以下アリア「Ombra mai fù」。オンブラとはイタリア語で影あるいは陰ということでした。

Ombra mai fù

di vegetabile,

cara ed amabile,

soave più

「こんなにも いとしく愛らしく 気もちのいい 木陰は いままであっただろうか」
(ウエブ参考の意訳)

どなたも一度は耳にしたであろうアリアは、ウィスキーのCMにも用いられました。ペルシャの王セルセ(クセルセール)は素晴らしいプラタナスの木陰に感嘆し、樹に宝飾品を与え、護衛さえつけたという物語場面のアリア、とあります。

 


キャスリーン・バトルの「Ombra mai fù・オンブラ・マイ・フ」

 

プラタナス上越市は大潟区の「新潟県立大潟水と森公園」のプラタナス(一昨年5月)。
宝飾を与えるかは別にして、非常に見事な大木ぶりに驚かされます。
当県立公園一帯は古代をそのままに、随所にパワー・スポット的な雰囲気が漂います。

最も良い季節の始まりです。どうか当日の竹花加奈子さんと蓮見昭夫さんの演奏にご期待ください。

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