福島県の花が樹下美術館で咲こうとしていた。

2013年4月13日(土曜日)

本日夕刻、美術館隣接の庭の手入れをした。はびこる苔類を除き風で散乱した枯れ枝を処理して回った。

あるところで積もった落ち葉を除くと不意にシラネアオイのつぼみが現れた。沢山花芽が付いている。こんなところに大好きなシラネアオイがあったとは、一瞬戸惑った。
そういえば昨年晩秋、福島県は二本松市のあるお宅からスタッフが運んだのを植えたが、ここだったのだ。

二本松からシラネアオイ二本松市からのシラネアオイ。茎を沢山付けて立派な株になって芽を出している

持ち主であるスタッフの縁者は高齢のため上越市に引っ越されている。残された庭に沢山の山野草が放置されたままだったという。そこで花好きのスタッフご夫婦が二本松へとで掛けて行き、運んできて樹下美術館も分けてもらったといういきさつだった。

晩秋の時雨どきに慌ただしく植えたので場所を失念していた。それが思わぬ生き生きとした姿で現れて正直驚いた。
樹下美術館の庭は乾燥する砂地のためシラネアオイは辛いところだ。だが、このたびの場所は南側の水路にかかる雑木の下でやや湿潤している。福島の花は絶好の場所を得たのかもしれない。これからがとても楽しみだ。

 

ショウジョウバカマとイカリソウ近くにもう一株のシラネアオイととショウジョウバカマが芽を出している。
あまつさえイカリソウまで付いていて、どんな花が咲くのだろう、とても楽しみである。

花は福島第一から50㎞は離れている自主避難区域からやってきた。
樹下美術館での安住と増殖を願っている。

2013年4月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

▲ このページのTOPへ