2012年11月
小さな木の雪囲い 暮れる樹下美術館。
胸までの低い木の囲いが少し残っている。支柱を立てて縛らないと雪の重みで折れたりぺちゃんこなる。
午後を休診としている本日、小降りとなった夕刻、簡単な雨支度をして妻とともに20カ所ほど済ませた。
来年のことなど考えながら、あれこれ木をいじるのは楽しい。また夕刻の美術館を見るのも好きだ。可愛がっている動物が仕事を終え、静かに自分の所に帰ってくるような気がする。
秋の暦が終わる明日、当地は降ったり止んだりだが、雪にはならないようだ。
今年も甥からシュトーレン。
昨日、甥が17ヶもシュトーレンを運んできた。
彼は夫婦でパン職人。その二人が家で焼いたという昨年のシュトーレンは絶品だった。
昨年当ノートに掲載したところ食べたいという人が大勢出て、今年はその方たちの分も徹夜で焼いたらしい。。
私たちの二つのシュトーレン。昨年は一個を4週間かけて食べた。
パン生地にナッツ類、オレンジピール、レーズンなどを入れて焼き、砂糖を真っ白に掛けてある。材料が吟味され上質な仕上がりだ。日が経つにつれて具が馴染み、パンは色とも全体にしっとりしてくる。
いよいよ冬本番を迎える。クリスマスまでを楽しむ食べ物だという、カロリーを考えながらそーと食べよう。
優しくも強い性、女性。
強い季節風が吹き荒れた一日。どこにいてもどーどーと海鳴りが聞こえていた。
そんなに日、意外にも女性の滋賀県知事が新しい政党を作った。震災以後、優しくも強い性を有する女性政治家が望まれるのでは、と思っていた。
スリムなカモメは強風の風上へ、大きな曲線を描きながら向かっていく。
女性らしい有能な人であれば、あらがうばかりの男達に代わって平和のために女神の如く存在出来るかもしれない。
白鳥は哀しからずや 当地が雪に染まるのは何時。
昨日の在宅回りでまた例のハクチョウを見た。一羽のままで以前より数百メートル移動している。飛ばずに歩くだけの移動かもしれない。
この鳥には孤独を受容する習いでもあるのか。このままで降雪や獣の襲撃などに本当に大丈夫なのだろうか。近くの鵜の池が本来の居場所ならば、そろそろ戻った方が良かろう。
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“白鳥は哀しからずや空の青 海のあをにも染まずただよふ”
悲しげな節のついた若山牧水の歌は中学時代の音楽の時間で習った。牧水の白鳥(しらとり)はハクチョウではなくカモメだ。しかし自分はどうしてもハクチョウのイメージから離れられなかった。
往診先から遠くを見ると、低い霧靄が里の山々に忍びこんでいる。
季節はぎくしゃくしながらやって来る。根雪は何時ごろだろうか。
牧田由起さんと経麻朗さんのコンサート 妙高山の無事。
良く晴れた日曜日の本日午後、髙田で用事を終えた妻を乗せて清里区コミュニティプラザの音楽会に行った。
知人から誘って戴いたコンサートはヴァイオリニスト牧田由起さんがジャズギターの経麻朗(きょうまろう)さんと共演された。
牧田さんは経麻朗さんのジャージーなコード演奏やメロディアスなオブリガートを生かして楽しくかつロマンティックに奏でられた。シチリアーノ、チャールダッシュ、星に願いを、などうっとりさせられた。
すべて指弾きをされる経麻朗さんのサウンドは、ボサノバリズムを主体にこまやかに牧田さんをバックアップされる。それにフォーヴァースでソロのやりとり、ギターの低音弦によるランニングベースなどジャズの楽しさも随所にみられた。
経麻朗さんのオリジナル「星の踊り」、アンコールの「A列車で行こう」は息ピッタリで新鮮だった。
1940年代作曲のA列車は、ジャンゴ・ラインハルトとステファン・グラッペリのロマ的なアンサンブルを彷彿とさせ(もちろん現代的でしたが)、スリリングでした。
清里へ、通りがかった髙田公園でカサハラさんの熱いココアを飲んだ。
母の生前、板倉さくら園の行き帰りに見た大きな妙高と久しぶりに対面。
妙高山さえ無事であれば私たちは生きていける、時節がらそんな感じがした。
雪囲いと遅い植樹。 新潟市から「石州」編集者さんたち。
男性スタッフが次々と庭木の雪囲いをしている。妻と私は今年最後の苗を植えた。こんなに寒くなってからと思ったが、頑張れと言い聞かせながら行った。
ホームセンターで求めた小さなモミジ。 |
隣の荒れ地に妻の知人からの銀杏。 |
この秋植えたばかりの椿(西王母)
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夕月 |
今冬は大雪という予報があるという。他県から上越(髙田など)に住んで、“雪国だが上越は良いところ”という人が何人もいる。何が良いんだろう、暖かな人々、文化、街、自然、食、、、。
本日新潟市から茶道月刊誌「石州」の編集者さんはじめ5名の皆様が樹下美術館にお寄り下さった。「石州」は、日本文化史家でお茶人の熊倉功夫先生が長く連載記事を執筆されてる。
優しい編集者さんに励まされ、恐れ多くも一年間「樹下美術館だより」として、当館の種々を書かせて戴いたことをずっと感謝していたい。
引きこもりの一日 秋野菜の新鮮。
本日勤労感謝の祝日、残念なことに一歩も外へ出なかった。風邪でも引かない限りこんな日はまずない。
身体障害や施設入所の申請書類、介護保険意見書、会社の健診サマリー等々作成しなければならない書類は引きも切らない。
新潟市の月刊茶道雑誌「石州」への寄稿「樹下美術館だより」は一年にして頂き、12月号で終了となった。幾分身軽になったが、予定通りであれば文芸たかだ来年1,3,5月号の表紙を依頼されている。描いては直していた1月号を本日なんとか仕上げた。
たまたま台所にあった白菜の新鮮さに目を奪われる。ある方が作ったもので、引きこもりの日にあって心洗われた。一緒の大根も輝くばかりだったということ、妻は感心しきりだった。
野菜を作られた方は、かつて歯を食いしばって舅・姑さんの介護と看取りをされました。介護や看取りは人生の一大事業に匹敵しましょう。それぞれの立場立場で完遂された方々には、他に得がたい芯のような徳が背中を通っているのを感じます。
いま野菜作りに勤しむ人。頂いたものの清々しさから、磨かれた心が伝わるようでした。
本日は外出の代わりに、スクワットとバランスを組み合わせた自分流の体操を繰り返した。
白鳥はコブハクチョウだった。
木曜日は午後からの休診日。昨日一羽で佇んでいた白鳥が気になっていたので見に行った。昨年2月、病んだオオハクチョウを保護していただいたのもすぐ近くだった。
昨日はじっとしていたが、今日は刈り田に入って僅かの穂を食べていた。穂は空なのに一生懸命嘴でしごくようにして食べる。あるいは水際に来て草の根をついばんだ。この程度のもので満たされるのだろうか。
近寄っても飛び立たず、小さな声でフーと啼いて威嚇した。そばに寄るととても大きく感じる。哀しげにも、悠然としているようにも見える。もしかして病んでいないのかもしれない。
ちなみにコブハクチョウは公園などの観賞用としてその昔ヨーロッパから移入されたものだという。野生化して地域に定着したり、大きな群を作らず優美で、人に慣れているものが多く、時には餌をねだったり、時に威嚇攻撃することもあるらしい。
今年8月に近くの大潟大潟水と森公園で一羽のコブハクチョウを見たが、この個体はそれなのか。
本日の事 ピクルス 空 白鳥。
インフルエンザワクチンの接種が最後の山場にさしかかり、いつもの倍くらい忙しい。スタッフが頑張ってくれて助かる。
小学校で移行学級の健診があった。目立った肥満が見られず、健康意識が向上しているように感じた。
明日は好天らしい。
本日も柿を頂いた。
小さな青空サービス 三回目の鑑賞会 大垣の柿。
今年の秋は雨ばかり、あるいは今年の夏は暑い、または寒い、などおよそお天気の感想は悪い場合が多い。今年の春は何て調度良いのでしょう、というような話はめったに聞かない。
本日は季節風の強い雨交じりのお天気。時々小さな青空のサービス。
三回目となった作品鑑賞会。私自身の勉強にもなり楽しかった。
また柿を頂いた。このたびは岐阜県の柿農家へグループで行かれた方からの見応えある富有だった。一ケを妻と半分こ、芸術品と言っても過言ではない味応えだった。
箱根の人 小学時代にキャディさん。
87才のAおばあさんはいつもにこにこしている。お家から当院までは、幾つかゆるい坂のある2キロの道のりだ。先日、どうやって来られましたか、とお尋ねした。
「三輪自転車をこいで来ましたよ」
自転車とはお年を考えれば驚くべき脚力だ。実はAさんは私が知っている当地で唯一の箱根出身者である。
「山で鍛えた脚なんですね」
「はい、小学校でキャディもやりましたから」
「えっ」
自転車のあとはキャディさん、二度びっくりだった。
「仙石原、仙石原のゴルフ場ですよ。私は小柄だったのでみんなより一年遅れましたけどね」
ああ、嘗て神戸だったか黎明期のゴルフ場の写真で、着物を着た子どものキャディ姿を見たことがある。Aさんはそれを箱根で経験されたんだ、なんて貴重な人だろう。
子守、奉公、昔の田舎の子どもたちは早くから家を助け、社会と交わった。なるほど箱根にキャディさんか、しかも人気だったらしい。
Aさんがキャディをした日本で最も古いコースの一つ富士屋ホテル仙石ゴルフコース。大正6年、開場当時の写真。確かにキャディさんは子どもたちだ。
(富士屋ホテル、仙石ゴルフコース開場95周年ホームページより©)
写真は研修だろうか、大人に混じる子どもたちは愛らしく、真剣だ。仙石原でキャディを経験し、後に自らゴルフを楽しんだ人達は少なくなかったという。
ところでその昔、私は家族と箱根で正月を過ごしたことがある。雪国と違い連日の好天で日差しは眩しいほどだった。
後年越後へ嫁いだAさん、雪と田仕事の辛さは想像以上だったらしい。
「一生懸命やりましたよ」
Aさんがいつもにこにこされるのは、かつて浴びた箱根の日差しのせいですか。
間もなく駅伝が始まりますね。
米山の雪化粧 季節や時代と血糖値。
風、雨、雷、この数日の荒天は騒々しいものばかりに見舞われた。それが本日はシンと静まり澄んだ青空が広がった。
妙高連峰はすっかり冬の装いとなり、本日の米山は上三分の一に雪化粧が施されていた。
ところでこのところ患者さんの血糖値が少々上がる人が多い。そんな方たちで「柿が美味しくて」、と仰る方が少なくない。今年は当たり年らしく、柿の話を多く耳にする。私たちも何度か頂いた。
美味しそうな富有柿。小ぶりでとんがってカリッとした筆柿もいいですね。
ただし柿は重量当たり梨より20%近く、りんごよりおよそ10%もカロリーが多い。
中くらいのものでご飯一膳と同じなので「ついつい」を用心して。
ところで冬はモチとミカンに運動不足、夏はビールとつまみと意外な野菜太り、秋は果物、、、。季節ごとに血糖が上がる要因があり、宴会もまた影響を与える。
ただし運動や農作業が始まり、糖質の食品がやや少なめな春の途中から初夏まで、わずかに下がる傾向があるようだ。
戦後の食品教育でビタミンC補給のため、“もっと野菜と果物を”と言われた時期があった。随分改善されたが今度は後年まで、果物の過剰による過血糖を見るようになった。
また嘗て肥満気味の栄養士さんや保健師さんの指導では、食事よりも運動がより強調されることがあった(後ろめたさがそうさせた)。運動によってお腹が空き、返って余計に食べてしまい逆効果に警戒が必要だった。
バランスがことさら強調された時代もあった。オーバーカロリーの人が野菜果物の不足を指摘され、バランスの名の下に過剰な野菜や果物を追加し、さらに血糖値を上げてしまう現象もあった。
糖尿病とその予備軍は本当に多い。当院で9月末から一ヶ月間を調べてみると、診療回数のおよそ35%がそのような方だった。運動は取り組みやすいが、食事は当人が嫌気をささないよう配慮が必要だ。将来のために自覚を促しながら、体重を目安に親身になって意識を維持して頂くようにしている。
適切な総カロリーの概念は50年近く前から言われていた。ようやく近年医師の指導のほか会社の担当さん、保健婦さん、インターネットの学習など、全体で意識が高まりつつあるように見える。
あまりお金が掛かる方法は勿体ないので避けた方がよいのではないでしょうか。
設計家大橋秀三さんのこと 初冬の高田公園。
この二日間、しばしば雷がごろごろ、しかも非常に大きな音で鳴る。気温が下がり冬に向かって季節の足は速い。
午後、建築関係の方たち10名様が、当館の設計士・大橋秀三さんとともに来館された。私の話も聞きたいということで顔を出した。
なぜ大橋秀三さんだったのか、という急所の質問を受けた。
答は非常に簡単。ある会合で出遭い、その時「とても格好良かったから」とお答えした。設計、施工管理のお付き合いにおいて確かに色々あった。しかし案の定、氏の造形感覚、個性、根性、そしてヒラメキともに尋常ではなかったこと、無二の出会いを幸運に思っていることをお話した。(褒めすぎ?)
夕刻油絵の具を買いに髙田の大島画廊さんへ行った。頸城区の田んぼに多くの白鳥。(近づくと首をもたげて警戒される。この4~5倍の数がいました。)
髙田公園はスケールが大きく、四季折々に立派な見どころを有している。今後新たなハコモノで邪魔などせず、麗しさの維持管理でまこと十分に思われる。
公園+会館(ホール)は旧常識かもしれない。
荒天の日、二回目の鑑賞会。
次第に荒天となった午後、鑑賞会に見附市と上越市からお三人ずつお見えになった。
悪天候のご来場に張り合いを感じる。皆で自己紹介の後、二人の作家のプロフィールを説明させていただき、場内を回った。
倉石さんでは戦後の髙田時代、伝票などおびただしい書類の裏表に描かれた素描。油絵「秋」と芸術雑誌における倉石氏。謎だった西洋の女性を描いた油絵と、バルザックの小説「従姉妹ベット」の挿絵のことなどを聞いて頂いた。
齋藤さんでは師、富本憲吉の如実な影響。年代に見られる作品の特徴。作品入手のエピソード。雪持ち笹の紋様に関する話題などをお話させて頂いた。
終わってカフェに降りると外は激しい風雨。
お茶と雑談のあと在宅回りが近づきお先に失礼した。
皆様はゆっくりされたとお聞きしています。楽しい時間をご一緒できて嬉しく存じました。
ロイヤルドルトンのカップでトーストの夕食 窓に写る「秋」の少女を見ながら。
今夕、時折雨が交じる庭で低い木々の冬支度をした。アジサイ類、ヒメウツギ、ニシキギ、チョウジザクラなどに支柱を立てて縛る。
トサミズキほかにまだ沢山あるが雨が強くなったのでお終いにした。
妻は所用で出かけ夕食は美術館のカフェでトーストを食べた。夕食にトーストとは非常に変わっているが、たまには良いと思った。
レギュラー珈琲は気に入ったいるロイヤルドルトンのデミタスカップに入れてみた。パンの加減がよく、弟から届く「いばり子豚」のハムも美味しい。
セットは二杯分の珈琲付きで800円でした。
ふと見ると、窓ガラスに背後の絵画ホールにある「秋」の少女が写っている。
狭い階段通路を通して写るこの絵が見えるのは左から4番目の席で、しかも夕刻にくっきりする。
絵は庭の木立の中に浮かぶ趣、一人の夕食を少女を見ながら楽しんだ。
ヘンリー8世からエリザベス1世まで、16、17世紀のイギリス音楽は貴重だった。
昨夜、加久間(かくま)朋子さんのチェンバロ、辺保(へんぼ)陽一さんのリコーダー、賛助出演のギター山上洋路さんによる音楽会が樹下美術館であった。
予定を越えて70席のご来場があった。
荘重なチェンバロは鮮やかに時代をよみがえらせ、リコーダーは鮮明に歌った。ギターが加わるとサウンドはより深みを増し、晩秋にふさわしい音楽会となった。
サブタイトルは“16,17世紀のイギリスの音楽黄金時代に遊ぶ夕べ”。ジョン・コペラリオ、ジョン・プレイフォード、マシュー・ロック、ニコラ・マティス等々特殊で限られた時代の英国の音楽家を誰も知らない。様々な表情の楽曲は全て初耳。しかしそれだけ貴重かつスリリングであり、多くが舞曲ゆえ自然に楽しめた。
演奏家さんたちから、お客様の熱心な反応に感激した、樹下美術館はとても癒される、と感想がありました。ご来場の皆様、演奏者の皆様、本当に有り難うございました。
新しい万年筆とインク。
個人的な依頼状や礼状など手紙類のほとんどは万年筆で書いてきた。ずっと外国のカートリッジ式のものだったが、ペンの走りにやや抵抗感がありかつインク切れは早かった。
高かったが、思い切ってパイロット万年筆カスタム743の吸引式に替えた。驚くほどスムースな書き味、生涯の文房具となることを約束させてくれた。
インクは沢山ある色彩雫(いろしずく)シリーズからasa-gaoを選んだ。
インクビンは「日本パッケージデザイン大賞2011」で家庭用品・一般雑貨部門の金賞を受賞したという。すっきりしたデザインだ。
振り返れば初めて学生服の胸ポケットに万年筆を入れたのは高校時代ではなかったか。昭和31年から数年間の、途切れ途切れの日記は多く万年筆で書かれている。きっと髙田の本町商店街の文房具屋さんで買ったものだろう。
キーボードで書くことは多いが、筆記には昔の人々の意気が伝わるようで情緒が感じられる。
万年筆はキャップ取り外しなどの「キャッポッ」という音も、ならではの味だ。母の喪で一年休んだ年賀状、今年は新しい万年筆で楽しめれば。
海は荒海 山からなめこ。
移りゆく秋、過ぎた季節を思う間もなく雪を心配しながら冬仕度が始まる。
本日の駐車場。連日吹かれるが、荒海を見にくる車や温泉宿にも来客がある。
本日は上越市牧区(旧牧村:村の方がはるかにイメージが広がる)府殿の縁者から沢山ナメコが届いた。
「まだいっぱい採れるでね」と電話の声。
初めての作品鑑賞会。
初めての試み「作品鑑賞会」。本日午後一時半から、不詳館長が作品を説明してご案内する一回目の会を行いました。
いつもなら休館日の火曜、お一人でもいいと思っていましたところ、8名のご来館でした。最初にカフェで資料とともに作家の概要を述べさせて頂き館内を回りました。
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作品の傍らに資料やゆかりの品を置いてご説明しました。小ぶりな場内を皆様とご一緒し質問を受ける。思った以上に楽しい時間でした。
新発田市と長岡市からのお客様、齋藤真一画伯の多くの極めて貴重な絵画を上越市に寄贈された池田氏と関係者さん、高校の先輩と友人、皆様有り難うございました。
今後13日(火曜日)、20日(火曜日)、27日(火曜日)と行います。まだ余裕がありますのでお申し込みをお待ち致しています。
●●音楽会のお申し込みはいっぱいとなり締め切らせて頂きました、まことに有り難うございました。
お届け頂いた倉石隆の銅版画。
東京の篤志家の方から倉石隆のお手持ちの版画6点をお届け頂きました。
テレビ局に長年おられ、後に画廊を開かれた方からのお申し出でした。樹下美術館のことをネットでお知りになったということ。ホームページやノート(ブログ)がこのような形でご厚意に繋がることを嬉しく思います。
遠くからのご厚情は感謝に堪えません、春のご来訪を心からお待ち致します。
作品は銅版画で、大部分が女性の像でした。中の二枚はバルザックの小説「従姉妹ベット」の挿絵原画。ほかに「カラマゾフの兄弟」ではないかと想像される原画もありいずれも興味深いものでした。
「従姉妹ベット」のアドリーヌ 一本一本の髪がはっきり触れる作品。 |
「従姉妹ベット」のリスベット
大きな瞳がとても印象的。
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倉石隆氏は主に油絵の作家でしたが、銅版画にも熱心に取り組まれました。多彩なテクニック、画面に浮かぶ作者の手の感触、あるいは深いプレートマーク (縁に現れる凹み)など銅版画は独特の魅力があります。
この度の作品もそうですが、おしなべて氏の女性は一般的な美人ではありません。人柄や折々の感情が表現され、物語が秘められています。見飽きることがないのはそのためかと思います。
いずれ「従姉妹ベット」に関わるエピソードを書いてみたいと考えています。連日の悪天候ですが、そろそろ晴れてほしいですね。
- 花頭窓、二十三夜塔、庚申塔、社寺
- 樹下だより
- 齋藤三郎(陶齋)
- 倉石隆
- 小山作之助・夏は来ぬ
- 聴老(お年寄り&昔の話)
- 医療・保健・福祉・新型コロナウイルス
- 花鳥・庭・生き物
- 空・海・気象
- 頸城野点景
- ほくほく線電車&乗り物
- 社会・政治・環境
- 明け暮れ 我が家 お出かけ
- 文化・美術・音楽・本・映画・スポーツ
- 食・飲・茶・器
- 拙(歌、句、文)
- こども
- 館長の作品。
- かって認知症だった人、晩年の「ありがとう」は「好き」だった。
- 妙高市はいもり池の近く「ギャラリー峨々」を訪ねた。樹下美術館も紅葉。
- 再び良寛椿の苗。
- 1本の木にキンカンとカラタチの実が。
- 秋晴れの日のゴルフ。
- カフェのノート、スケッチブックの絵、ブログ展その3。
- 本日ジョケラさん初日。
- 明日からジョケラさんの展示会 高宮あけみ展のご来館有り難うございました。
- 別れ。
- カフェのノート、スケッチブックの絵、ブログ展その2。
- 講演会「良寛さんに学ぶ」が無事終了した。
- カフェのノート、スケッチブックの絵、ブログ展その1。
- 来たる11月7日からラッセル・ジョケラさんの展示会 晩秋の花 近隣のコハクチョウ
- 先週末の種々。
- 高田高等学校創立150周年の秋 いたくら桜園 近隣の秋。
- 「ラッセル・ジョケラ木工展」 可愛いお子さんとおじいちゃん。
- 本日今年最後の同業ゴルフ。
- 今夜のコンサート カッチーニの「アヴェ・マリア」。
- 信州は須坂で江戸時代の料理を食べる 満月、私達の奇跡。
- 失った1枚 栗。
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