コムクドリその8 50日の時間 巣の合歓(ネム)が開花した。

2012年7月8日(日曜日)

5月19日に初めて目にした仕事場の庭のコムクドリ。その日のつがいは巣作りにいそしむ風だった。

 

オスはおずおずとしていて、メスは初々しかった。夫婦は6月11日(たぶん)に子育てに失敗したあと、巣を変えてヒナを返し、以後現在まで懸命に給餌を続けている。

 

ところで、この鳥の寿命はどれくらいなのだろう。スズメを1,5年ほどとして、やや大型のコムクドリを3年と仮定してみた。

 

人間の寿命が83年なら、計算上この鳥の一生(時間)は人間の27,67倍の速さで過ぎていることになる。
最初に見た日から今日でちょうど50日目になる。コムクドリの50日は人の1835日、およそ3,8年に換算された。

 

本日の写真と5月19日のものと並べてみると、50日は伊達ではなかった。逞しく鍛えられ、容姿に相応の加齢(苦労と成長)の跡が見られた。

1
おずおずと5月19日のオス

 

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初々しい5月19日のメス

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本日7月8日

 

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本日7月8日

雨風はげしい悪天候も休まず続けられた給餌。拙い観察によると、つがいして一日120~150回もの餌運びを行っていた模様だ。たしかに年もとろう。

  

5いつしか葉が展開し、本日、テッペンで花が咲いていた。
鳥の時間、花の時間、そして私たち。それぞれいそしみ楽しむ時が過ぎて行く。

 

このところ洞(うろ)で餌をねだるヒナたちの声が一層賑やかに聞こえている。今日でふ化後12日目(たぶん)となり、巣立ちが近づいてるようだ。

 

うまく独り立ちさせたら親たちにはぜひ一休みしてもらい、この地の夏~秋の自然を存分に楽しんもらいたい。

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