最後のままごと。

2012年4月6日(金曜日)

草木の芽が伸びて、学校では入学式の時期となりました。

数えてみれば58年も前の今頃の話。我が家の庭の一角に畑があり、妹と友達の二人がままごとをしていたようです。セルロイドの皿や茶碗には木の芽や水仙の葉などが盛られていたのでしょう。

 

“ あのねえ、私たちもう小学校でしょ。

うん、

学校へ行ったら、ままごとなんか出来ないんだって。

ほんと?

だって姉ちゃんが言ってたもん。

 どうする?

、、、、止めようか。

うん、止めよう止めよう

これは?

埋めちゃおうか。

うん、埋めよう埋めよう 。”

春の畑を始めた母の傍らで妹たちがこんな会話していたと聞きました。庭などには子どもの可愛い思い出が埋っていることがありそうです。それにしても学校の威力は凄いですね。

 


演奏:エディ・ヒギンズ トリオ
“You Must Believe in Spring”(春を信じて・ミシェル・ルグラン作曲)
かってイタリア軒のエレベーターでエディさんと出会ったことがありました。
背が高く柔和な紳士でした。

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