2012年3月1日

いつも静かに始まる樹下美術館。

2012年3月1日(木曜日)

樹下美術館は今年の開館日となった。例年初日にこだわってくださるお客様6人とお二人の取材の方が来館された。静かに始まる初日は樹下美術館らしい。

 

木曜午後を休診にしているお陰でちゃんと取材を受けることが出来た。大小15の倉石隆氏の作品は14点が初展示。齋藤三郎の陶芸は初展示4点を交え季節順でみるので新鮮だったとお聞きした。

 

上越よみうりのk氏にはいつもお世話になっている。じっくり話を聞いて下さり窓外の雪に苦労されながら食器まで撮って下さった。お忙しいのに有り難うございました。

 

上越タイムスの若いIさん、初めてでしたがこれからが楽しみです。今後ともどうか宜しくお願い致します。

 

1200301四ツ屋浜
思わぬ夕焼けの四ツ屋浜

また明日弥生の入り陽を見送れり

展示作業の終了 今年も宜しくお願い申し上げます。 

2012年3月1日(木曜日)

一日がかりで絵画と陶芸の展示作業を終了した。

 

樹下美術館は作家二人の小規模な常設展示館。作品は限定されるがそれでもテーマによって雰囲気が変わってくる。未発表の作品も混じるので飾り終えて我ながら面白いと思った。

 

展示作業展示作業は一枚ずつ慎重に。
高さ、水平、相互関係、ワイヤーの平行、照明具合など見て架ける。

 

今年の展示

 倉石隆氏の絵画:「多様な倉石隆」と銘打った。戦後髙田の風景スケッチ(2枚)、髙田の家族や生活スケッチ(4枚)、上京後の作品は「詩人」「室内の裸婦」「秋」の3枚の油彩、「椅子に座る裸婦」のデッサン、挿絵原画「宝島」(5枚)で合計15点を展示した。

 絵画は少々混雑ぎみだが、賑やかさも悪くないということでご勘弁願うことにした。うるさ過ぎるとなれば油彩を一点少なくするつもり。

 

齋藤三郎(陶齋)の陶芸:「陶齋の四季」と銘打った。春は梅(2器)、こぶし、椿、ぼけ(2器)、芍薬。夏にとうがん、浴衣ての俳文、あさがお、あざみ、うばゆり、ふよう、やなぎ、とろろあおいを。秋はどんぐり(2器)、柿、かぶ、ざくろ。冬として柚子、雪輪紋、雪花紋、雪持ち笹(三器)。合計27点を展示し、陶齋の絵画(菜の花、うばゆり、水仙)の3点も架けた.

                          今年の催事・事業

催事堀口すみれ子さん、三回目の講演会:「堀口大學を巡る人々」
             ・「竹花加奈子さんのチェロ、蓮見昭夫さんのギターデュオコンサート」
      (コンサートは後ほど詳しくお知らせ致します。

事業:5月中に懸案の収蔵図録を陶齋、倉石、それぞれ発行予定。
図書の追加:『世界素描大系全4巻」「パウルクレー画集」「くびき自動車の80年」「ゴヤ展図録」など。

     

深夜に妻と最後の展示調整をして帰ったが、満天の星空だった。

今年もどうか宜しくお願い申し上げます。

 

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