2012年2月15日

弟がイタリア行から帰った

2012年2月15日(水曜日)

昨年三月、南三陸町で放し飼で養豚を行っていたすぐ下の弟たちを、地震が襲うとは悪夢のような出来事だった。極めて幸いなことに居住が山間だったことと、学校の適切な避難対応によって一家は深刻な被災を免れた。
震災後、家を失った人達を泊めるなどしたが、昨年11月から一家四人は二ヶ月間イタリアへ行った。

イタリア行きは震災前からの計画の実行だった。弟は20余年前、スペインで羊飼いと暮らすなど、探求と称して何でも地で行く。このたびのフィレンツェもかなり強固?な主張をもって家族を連れて行った。

過日、滞在を終えて無事南三陸町へ帰還した。みやげは現代もののタイルと美しいノートだった。

タイルとノートタイル(手前)とノート

ノートを使うさっそくノートを美術館用に使い始めた。

二ヶ月の滞在はアパート暮らし。8畳ほどの部屋が三つ、それに家具一式と食器、シーツの替えなども付いて家賃は月8万円ほどだったという。

 

もとより経済に余裕などないが、そこの生活が気に入った弟は「オレの前世はイタリア人だ」と言ったらしい。

 

フィレンツェの店々のたたずまいが素晴らしく、もともとカメラマンでもあり沢山写真を撮ったと聞いた。店は仕事場を兼ねていて、食品、楽器、家具、道具類、等々みな魅力的であり、店内には美しい音楽が流れていたという。

無事に帰ったが、新たな計画もあるやに聞いている。そろそろ年でもあろう、健康には気遣ってほしい。

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