アオイ科の花 

2011年9月10日(土曜日)

今年7月、トロロアオイが描かれた齋藤三郎さんの皿が樹下美術館の作品仲間になった。トロロアオイは同じアオイ科トロロアオイ属というオクラよりもずっと大きな花で、和紙のつなぎとして栽培されるらしい。
皿の紋様を、どこかで見たことがあると思ったのはオクラを見ていたからだと思った。

6.色絵黄蜀葵文皿
色絵黄蜀葵文(とろろあおいもん)皿は来年展示の予定です。

今日は上越市柿崎区の国道沿いで生き生きとしたオクラ畑を見た。盛夏を過ぎてなお青々とし、キズひとつ無い花と実、よほど暑さに強いにちがいない。

なるほどウィキペディアによると原産地はアフリカで、奴隷と共にアメリカや中南米に渡り、日本には明治になって沖縄などへと伝わったという。

野菜や草花は悲喜こもごも様々な歴史とともに世界中からやってきたんだ、と感心させられる。

オクラ
元気なオクラ畑
白一重のムクゲ
白一重のムクゲ
赤紫のムクゲ
赤いムクゲ、八重というのだろうか
いわゆるムクゲ
白地に紅い底、よく見るムクゲ

樹下美術館で6本ほどのムクゲが盛りで、こちらはフヨウ属だ。強いので刈り込んで垣根にされているのも見る。しかし当館ではそれぞれが離れているので切らずに育つに任せている。

白地で紅い底のよく見るムクゲは私の背丈の二倍以上になった。一面に咲くのをみると、冬のサザンカの風情に似ているような気がしないでもない。

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