2011年8月18日

五重塔を愛読した母は板倉の絵などを残して逝きました。

2011年8月18日(木曜日)

H16年母の絵板倉桜園 
 母が残した絵

この絵はかって母がショートステイでお世話になったいたくら桜園の部屋からの眺めです。カレンダーの裏に描かれていますが、なんとも愛らしくて気に入っていました。

 

去る8月10日午前8時55分、その母が自宅で永眠致しました。享年96才、私たちに見守られた最後はあっけなくかつ安らかでした。

 

前後しますが、7月末から反応が低下し、8月2日に脳梗塞を併発。波はありましたが昏睡を続けていました。前回のノートに月を書きました9日深夜、いっときうっすらと眼を開けました。分かる?と問うと虚空を見る目に涙が浮びました。
別れが告げられた瞬間だったかもしれません。 その後また深い眠りに戻り10日の朝を迎えました。

 

 遺影
かって板倉区「ゑしんの里」を訪ねた時の写真を遺影に用いました。
 

 五重塔・岩波文庫 
五重塔(幸田露伴著・岩波文庫)
幼少に台風で失った職人の父を懐かしむように、座右に置き愛読していました。

 

色々お付き合い頂いた皆様、ご心配くださった方々、(株)リボーンのケアマネさん、ヘルパーの皆さん、訪問入浴のスタッフさん、真に有り難うございました。

 

老いた母と暮らせたことを感謝しています。 

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