2011年8月6日

湖国のお菓子 埋もれ木

2011年8月6日(土曜日)

妻の知人から頂いた彦根のお菓子でお茶を服した。お菓子の御銘は「埋もれ木」。いと重(いとじゅう)菓舗の御製と聞いた。

お茶碗はせっかくの夏なので昔求めた加藤土師萌(はじめ)の平茶碗で頂いた。

手芒豆(てぼうまめ・白インゲン)の飴を求肥(ぎゅうひ)で包み、和三盆(わさんぼん)糖と抹茶でまぶしたというお菓子、埋もれ木。

 

もっちりほろりの甘味の後、お茶がさわやかだった。

 

お菓子とお茶

 

埋もれ木は徳川幕府大老の大茶人・井伊直弼が若年を過ごした館・埋れ木の舎から採られた銘ということだった。

彦根はとてもいい町らしい。その昔、息子が卒業旅行で友人達と彦根などを訪ねると聞いたことがあった。えっ、彦根、地味だなあと思った。しかし当時私が知らないだけで、若者達の選択は良かったのだ。

 

湖国・滋賀県は籠もり身の私にとって憧れの場所の一つ。秋田県、岩手県、三重県、山口、広島、佐賀、、、そう言えば日本中どの県もみな行ってみたい。

世の中をよそに見つつも埋もれ木の 埋もれておらむ心なき身は   井伊直弼

心なき身にもあはれは知られけり  鴫立つ沢の秋の夕暮れ      西行法師

最後は夏侘び?となってしまいました。

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