2011年6月24日

終わりは良く 

2011年6月24日(金曜日)

明け方前に、5年ほどみていたおばあさんが亡くなられた。

 

 6月24日の朝空
看取りから帰ると間もなく夜が明けてきた

 

家で大切にされ、つましくもよい介護を受けられた。10日前頃から食欲が落ちたが、逆に顔の浮腫がとれて目鼻がはっきりした。「お顔がきれいになりましたね」というと、痩せた顔をくしゃくしゃにして喜んでくださった。

 

その後も、きれいになったって言われてよかったね、と介護者が話すと、喜んだという。

 

いつ頃からか“終わり良ければ全てよし”を思っている。人生はまさに色々だ、しかし何かがあっても最後のどこかが良くあれば、それを持ってあの世へ行けるのでは、と。

 

反対に終わり悪し、の場合もある。そんな時は見かねて「まもなくこの世に居なくなる人ではないですか。もう少し優しくしてあげましょう」と家族に話した。はっとした顔をされ、それだけで変わることがあった。

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