新潟の作品展最後の日曜日 国道116号 良寛

2011年3月27日(日曜日)

 新潟の拙作品展最後の日曜日。雪の上越を発つと午後の新潟は晴れ間が見えていた。毎週末手伝いをしていただいたIさんご夫妻、本当にお疲れ様でした、感謝しています。今日はかなり賑やかだったということでホッとしました。

 

 さて帰りは高速道路をやめて国道116号を使った。道中は寺泊、出雲崎、与板、刈羽、柏崎と良寛ゆかりの土地が続く。もう少しヒマだった昔、よく一帯をウロウロし、「良寛の里美術館」を何度も訪ねた。

 

和島の夕暮れ 

 春浅き和島(わしま)の里の夕まぐれ ふいの良寛夢か幻

さわらじのみ足冷たく春暮れて 畦の家路に歌如何ならむ

歌は歌 我が身は我が身 春寒むの 手足そぬくめ 息そ暖め

空(から)よりも 君のいませば 草の家も げに温かき 五合庵かな  

 

 良寛のせいか土地柄なのか、山裾を巡る里の風情はゆかしく、詩情を感じる。随所にまずい歌をお許しください。

 

 少し話変わりますが、過去をさかのぼって、三人の誰かと会えるとしたら誰がいいでしょう。あえて言えば、私は曾祖父玄作と良寛、それに信者ではありませんがキリストです。玄作とは話をして、後者二人は遠くからひと目だけでも見てみたいと思っていました。

 

 樹下美術館も館内の照明を半分に落としました。

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