雨の日の色

2010年12月23日(木曜日)

 吹きたいだけ吹き、降りたいだけ降り、鳴りたいだけ鳴る荒天の祝日。美術館には友人夫妻が二組訪ねてくれた。こんな日だけに心温まる。

 

 夕刻の帰り道。晴れた日には見られない信号の色が、吹き付ける雨の舗道に写っていた。車を横道に入れて写真を撮った。あるか無しかの旅情だった。 

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  もうお一組、勇敢な三人のお客様がお見えになったと聞いた。その方たちは、前回、雪の冬期休館中に来館されて入れなかったが、今日はゆっくり見れたと仰ったという。もしかしたら雪や荒天は美術館日和なのでしょうか。押し詰まった大荒れの日、まことに有り難うございました。

 

後日追記:水たまりに写った信号を掲載しましたが、どこか似た情景の短歌があったと思っていました。赤い鼻緒が冷たい水溜まりに浮いている、というような感じで、、、。昔の本棚をみましたら石川啄木でした。時節、時刻、赤、などが少々似ていたようです。 

 

水潦(みずたまり) 暮れゆく空とくれなゐの紐を浮かべぬ 秋雨の後(のち) 

 

 貴重な啄木、お恥ずかしいことですが記事のタイトルを少し変えました。12月26日の追加と修正でした。

  

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