2010年8月7日

三人のお客様、そしてセキレイ

2010年8月7日(土曜日)

 驚異的な(歴史的な?)暑さが続いています。午後のなかば、美術館へ行くと今日のお客様は三人だけだったということ。しばし静かなカフェに座って外を眺めていましたら、懐かしい時間を思い出しました。

 

 その昔、夏休みの終わりが近づき、上京する時の信越線です。軽井沢と横川は機関車を取り替えるために長い停車時間がありました。クーラーなどありませんので停車中の窓はたいてい開けたままです。

 

 晩夏の高原の風に当たりながら窓外の草や線路をぼんやりながめて出発を待ちました。ヒマワリも咲いていたような気がします。

 ピーッと警笛がなってゴットンと走り出すまでずーとぼんやり。当時直江津から上野まで7時間くらいはかかっていたのではないでしょうか。時間がゆっくり流れた青春時代、神経は敏感でぼんやりした時間でも濃厚に感じていたように思います。

 

ハクセキレイ 
気がつくと目の前の芝生にハクセキレイ。樹下美術館が出来て以来の常連さんです。夏ふと訪れるすき間のような時間にひと時心任せました。

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