黄色

2009年3月12日(木曜日)

 前回黄色のシーグラスを拾ったと書いた。日頃あまりツキを気にしていないが、このグラスには何か出会いを感じる。美しいイエローで見飽きない。上手に旅をしたのかまったく角が無く、とてもピュアに晒されている。

 

 軽く曲がっているので器の一部なのだろう。しかし私には黄色い瓶は思い当たらない。書物「Pure  SEA GLASS」にやはり黄色はextremely rareと載っている。一応欧米には黄色の瓶はあるようだ。まさか欧米からではないだろうが、元は何でどこからここへ着いたのだろう。ぽつんと現れて、自分みたいで親近感もおぼえる。

 

 ところで高校生の頃、黄色いカラスという映画が評判になった。子どもが用いた黄色が寂しさの表象として話題となった。この映画のためになんとなく黄色が使いにくくなった記憶がある。それが今でも何処かで尾を引いている。しかし黄色は進出色であり本来前向きな色なのだ。

 

 少々疲れているせいかこの小さなシーグラスの存在感には癒される。夜の時間、海辺のもので子どものようにあれこれ並べてみた。タイトルは黄色の誕生。こんなにしているとおじいさんになった自分を感じる。

 

ルネッサンス風、アールデコ調?

 

めでたい鶴、福寿、松で和風、文字はシノワズリ?

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